在宅勤務や外出の減少が続き、いつの間にか「体が重い…」と感じている人も多いのではないでしょうか。そんなあなたに、スペース不要で、気がついたらすぐにできるヨガを紹介する今シリーズ。教えてくれるのは、仕事の合間にできるヨガを多数の企業で指導しているヨガインストラクターの京乃ともみ先生です。
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わきの下に詰まった老廃物が二の腕太りの一因に
今回のテーマは、この時期、急に気になる二の腕。短くなった袖からのぞくお肉やそのたるみに、ドキッとしてはいませんか?
「二の腕が太くなったな、と感じている人は、わきの下に老廃物が詰まっていることが多いですね。同じ姿勢が続いて腕を動かしていなかったり、重い荷物を持ち続けたりすることで、わきが伸びていないんです。腕を上げるポーズで十分に伸ばし、老廃物を流しましょう」
では、さっそく二の腕に効く3つのポーズを紹介します。わきが伸びる気持ちよさを感じながら、二の腕を引き締めましょう。
ワシのポーズ
腕を体の前でからめ、肩と肩甲骨まわりをストレッチ。腕をつけ根から大きく動かせる状態にします。
<1>
イスに浅めに腰をかけ、脚をそろえます。両腕を体の前に伸ばし、右腕を上にして両腕をクロスさせます。手のひらは上に向けます。
<2>
両腕をクロスさせた状態で両ひじを曲げ、手のひらを合わせます。手のひらを合わせるのがツラい人は、手の甲どうしを合わせてみましょう。
<3>
手を合わせたまま、左脚を右脚に乗せ、左足のつま先を右ふくらはぎにからめます。
<4>
上体を少し前に倒し、お尻をイスから浮かせます。片脚立ち状態になって手の指先を見つめ、ここで3呼吸。<1>に戻り、手脚を反対にして同様に。これを3セット行います。
牛面のポーズ
上と下から背中側に腕をまわし、左右の指を引っかけます。最初は、なかなか指がつかなかったり、左右差があったりするかもしれませんが、コツコツ続けていると日々変化が感じられるはず。胸が開くため、仕事の合間の姿勢のリセットとしてもおすすめです。
<1>
イスに座ったまま、左腕のひじを曲げて左手を背中側にまわし、右手で左ひじを上からつかみます。左ひじは天井に向け、左手は肩甲骨の間あたりにくるように。
<2>
手を左ひじから離して右腕を下ろします。右わきから手を背中側にまわし、左右の手の指を引っかけ、引っ張り合います。上体が前に倒れないように、後頭部で二の腕を押すようなイメージで。ここで3呼吸。反対側も同様に行い、これを3セット。
車輪のポーズ
イスを使って上体を後ろに倒し、体で車輪のような弧を描くポーズ。わきが伸びるだけでなく、適度に負荷をかけて二の腕を鍛えられるポーズです。
<1>
両手で背もたれをつかみます。手の甲側を体のほうに向けましょう。
安定感のあるイスを使い、倒れないように気をつけましょう。
<2>
背もたれをつかんだまま、上体を後ろに倒して顔を上に向けます。ここで3呼吸。<1>に戻り、これを3セット。
撮影/山上忠 ヘアメイク/秋山瞳(ピースモンキー) 取材・文/馬渕綾子
ヨガウエア/イージーヨガ