夜、なかなか寝つけなかったり、眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めて睡眠不足になってしまったり…。そんな眠りに悩みを抱える大人の女性におすすめのメソッドが「膣ヨガ」です。今回は、その考案者であり、セラピスト&インストラクターの鈴木まり先生が紹介するYoutube動画から、朝までぐっすり眠るためのヨガをチェックしていきます!
Contents 目次
自律神経のバランスを整えて良質な睡眠を
「膣ヨガ」は、女性特有の悩みを一挙に解決する、鈴木まり先生考案のオリジナルメソッド。ヨガの世界で生命エネルギーの起点となる第1チャクラに位置する膣を意識してヨガを行うことで、血流などの巡りがよくなり、体を健康な状態に整えます。
では、なぜ、睡眠に膣ヨガが効果的なのでしょう?
「睡眠トラブルの主な原因として考えられるのが、ストレスや加齢によるホルモン分泌の低下です。これらが自律神経に悪影響を及ぼし、交感神経が優位になることで眠りを妨げることに。膣ヨガの特徴である『体を揺らす』動きにはリラックス効果があります。交感神経優位な自律神経を副交感神経優位に切り替えることで入眠がスムーズになり、深い眠りを得ることができます」(鈴木先生)
さらに、Youtubeでは、お腹や太ももの筋肉を刺激し、体を温めるポーズもプラスされ、心地よい眠りへと導きます。就寝前、寝る準備をして、ベッドの上で行うのがおすすめです。
心地より眠りへといざなう3つのポーズを動画でチェック!
お尻ゆらゆら膣ゆるめ
1日の活動を終えた体の疲れと緊張をとるデトックスポーズ。お尻を揺らし、膣の力を抜くことで、背中を中心に全身の力が抜け、リラックスできます。
〈1〉うつ伏せになり、両脚を軽く広げる。両手を顔に下に敷き、首の力を抜く。
〈2〉お尻を左右に、大きくゆっくり揺らす。鼻から息を吸い、口から息を吐く深い呼吸と共に3分ほどくり返す。
全身の力を抜いて、お尻だけをゆっくり揺らすのがポイントです。
コブラのポーズ
お腹をダイナミックに伸ばして腹筋を刺激することで、体の表面の体温を上げ、内側の熱を放出。体の深部の体温が下がることで、寝つきがよくなります。
〈1〉うつ伏せになり、両手を胸の横におく。
〈2〉上半身を起こしながら、お腹の筋肉を伸ばす。お尻と膣を締め、恥骨を床に沈めるようにする。鼻から息を吸い、口から息を吐く深い呼吸を10回くり返す。
わきを締めて、お腹をしっかり伸ばし、お尻に力が入っていることを感じながら行いましょう。
千鳥のポーズ
下半身の中でも大きな太もも前面の筋肉を伸ばすことで全身の血流を促進。体がじんわり温まり、眠りにつきやすくなります。自分の呼吸音に集中すると、より深いリラックスを得られます。
〈1〉あお向けになり、右ひざを立て、内側に倒してかかとをお尻のほうに。お尻が床から浮かないように気をつけ、かかとをできるだけ右のお尻に近づけ、かつ床に近づける。
〈2〉軽く目を閉じ、鼻から息を吸い、口から息を吐く深い呼吸を10回くり返す。反対側も同様に。
太もも前面がしっかりと伸びていることを感じながらキープ。太ももの前面がかたく、曲げた脚が床から浮く人は、ムリせず、できる範囲で練習しましょう。
快適な睡眠を得るために、就寝前の習慣にしてみてはいかがでしょう。鈴木先生のチャンネルには、ほかにもダルさスッキリやO脚改善など、試してみたい情報がたくさん公開されています。
https://www.youtube.com/channel/UC5fIyTWFTRkZjv_GgCJkJKQ/videos
ぜひ、チェックしてみてください!
取材・文/野口美奈子
【参考書籍】
『心とカラダをON&OFF! 膣ヨガ』(宝島社)