お腹まわりの筋肉が衰えると、くびれのない寸胴体型に

膣ヨガとは、膣への意識を高めて下半身に柔軟な筋肉をつけ、大人の女性の心と体の悩みを解決する鈴木まり先生のオリジナルメソッドです。

今回のテーマは「ウエストのくびれ」ですが、なぜ、くびれはなくなるのでしょう？

「いちばんの原因は、腹筋の衰えですね。筋肉量は加齢とともに減少しますが、骨格のないお腹は、特に筋肉が衰えやすい部位といえます。そのため、脂肪がつきやすく、寸胴体型になりやすいのです。また、腹筋力が低下すると内臓を支える力も弱くなるため、胃腸が下垂し、ぽっこりお腹を招くこともあります」と鈴木先生。

ただし、あきらめるのはまだ早い！　筋肉は、年齢を重ねても鍛えることができるパーツで、筋肉量が増えることで、くびれは復活します！
そこで、ウエストラインを効果的に引き締める膣ヨガをご紹介。ぜひ、トライしてみて！

お腹まわりの筋肉を鍛えてくびれ復活！「くびれ戻し」を動画でチェック

腹筋に力を入れてわき腹を伸ばす、セルフ加圧トレーニング的なワーク。お腹まわり全体の筋肉を鍛えることができ、お腹にたまった脂肪を強力に燃やしてくびれを作ります。ワーク中は強く、長く息を吐くように腹式呼吸をくり返すと代謝が上がりやすく効果的。

〈１〉両脚を肩幅に開いて立ち、軽くひざを曲げ、お尻と膣を締める。両手をグーにして、胸の前で構える。

〈２〉腹筋にギュッと力を入れて上半身を、いけるところまで右側に倒したら、左側にも同様に。メトロノームのように上半身を左右に５回倒す。

腹筋にしっかり力を入れながら行うのがポイント。腹筋の力が抜けると効果がダウンするので要注意。また、疲れてくるとひざが伸びやすいので、最初に曲げた角度をキープして。

ぽっこりお腹の予防＆解消に効果的な「V字開脚」を動画でチェック！

あお向けで脚を上げて開脚し、お腹前面の筋肉を鍛えましょう。脚を上げることで下垂ぎみな胃腸を正しい位置に戻すことができ、ぽっこりお腹の予防＆解消に。また、内ももの内転筋も鍛えられるため、ウエストのくびれと同時に美脚効果も期待できます。

〈１〉あお向けになり、両手を下腹部の丹田（おへその５cmくらい下）に置き、腹筋、お尻、膣に力を入れる。

〈２〉両脚をまっすぐ天井方向へ伸ばし、両ひざもしっかり伸ばす。

〈３〉腹筋に力を入れたまま、両脚をできるところまで開脚して閉じる。これを５回くり返す。

ひざを伸ばすことが大事。脚を閉じたときにひざが曲がる場合は、脚を上げる角度をひざを伸ばせるところに設定し、そこを起点に行って。また、開脚から脚を戻すときは、内ももの内転筋に力を入れることを意識。

腹筋を鍛える膣ヨガ、いかがでしたか？　鈴木先生のクラスでは、今回紹介したワークを２か月行い、６kg減に成功した生徒さんもいるそう。慣れるまで少しハードですが、ぜひ続けて、あこがれのくびれをゲットして！

撮影／山上 忠　　取材・文／野口 美奈子　　動画編集／しぶちこ

【参考書籍】
『心とカラダをON＆OFF！　膣ヨガ』（宝島社）