背中は、ふだん自分でじっくりと見ることができないため、脂肪がどのくらいついているか把握しにくく、自分で気になり始めたときには、すでに脂肪がついている状態になりがち。“見られないなら、ふだんからさわっておく”ことがおすすめというのはバレエダンサーの武田亜希子さん。日頃から手でつまんで、背中の状態を知っておくといいそうですよ。たっぷりつまめたというその脂肪。エクササイズでしっかり燃焼しておきましょう!
Contents 目次
背中の脂肪燃焼エクササイズ ステップ<1>
ブラジャーをしたときにわかる“はみ出たムダ肉”。ステップ1はこれにアプローチするエクササイズです。
<1>立てひざをつきます。左手を後頭部に置き、右手は左の腰に添えます。
<2>息を吐きながら、上体を右側に曲げます。左ひじが天井に向くようにして、体は前に傾かないようにしましょう。
最初の姿勢に戻ったら目安として15回くり返し、反対側も同様に行います。
<Point>
このエクササイズは、1回ずつをていねいに行うと効果的。体を曲げるときにゆっくりと倒せるところまで倒せるようにして行いましょう。骨盤の位置が変わらないように、重心を体の真ん中におくように意識してください。
背中の脂肪燃焼エクササイズ ステップ<2>
続いては、背中の奥側の筋肉を鍛えて、ムダ肉を撃退しながら、脂肪がつきにくい背中に導くエクササイズです。
<1>うつぶせに寝たら、両ひじを曲げて手のひらを床につきます。
<2>息を吐き背すじを伸ばしながら、上半身を上げます。このとき肩が上がらないように! 脚も遠くに伸ばすようにして上半身と一緒に上げます。高さは必要ありません。“遠くに伸ばすようにして上げる”ことがポイントです。頭も上げ過ぎず、背中と後頭部が一直線になるように保ってください。
最初の姿勢に戻ったら目安として10回行います。ひとつひとつの動きを、ゆっくりていねいに行ってくださいね。
背中の脂肪燃焼エクササイズ ステップ<3>
最後は、背中の中心である背筋まわりの筋肉を鍛えて、すっきりした背中に導くエクササイズです。お腹や胴回りまですっきりとします。
<1>両足を開いて立ち、背すじを伸ばして両腕を天井に向かって真上に上げます。肩(肩甲骨)は下ろし、お腹を引き締めて立ちましょう。
<2>息を吐きながら上半身を前方に曲げます。脚のつけ根から折るように曲げて、背すじをまっすぐに保ちながら行うのがポイントです。
<3>息を吸い、吐きながら両ひざを曲げます。このとき、両ひじをうしろに引くようにして曲げましょう。姿勢は、お尻を突き出すようにして背中を張ります。 <2>の姿勢に戻り、この流れをほどよくくり返してください。
冬の悩みは冬のうちに解決! 気になるムダ肉は早めに対処していきましょう。
取材・文/高田空人衣