夏といえば、ショートパンツをはきこなして街を歩いたり、水着を着こなすことがひとつのモチベーションになるもの。今年はまだ今まで通りのお出かけができるかわからないけれど、やっぱり美脚になっておきたい。そんなあなたのために、今回のエクササイズのテーマはO脚改善。まっすぐな脚作りに効果的なエクササイズを、バレエダンサーの武田亜希子さんに教えていただきます。
Contents 目次
O脚改善エクササイズ ステップ<1>
O脚は見た目の問題だけだと思われがちですが、じつは放っておくとひざの痛みや腰痛、肩こりなど体調面の不調も出てくる可能性があります。エクササイズをすることで、完全に改善できるということはありませんが、O脚がこれ以上ひどくならないように、O脚によって衰えている筋肉を鍛えることで、少しずつ状態をよくしてくことは可能です。すぐに結果を求めず、気長にエクササイズを続けていくことが大切ですので、まずは継続を意識してやってみてください。
まずは、O脚によってこり固まった筋肉をほぐすエクササイズから始めましょう。
<1>左右の股関節を開き、両ひざを曲げて座ります。両手を重ねた状態で体の前に置き、背すじと骨盤をまっすぐに立てて、そのまま上半身を前方へと傾けましょう。腰は丸まらないように、お尻を浮かせて行うことがポイントです。
前に置いた脚の股関節がストレッチされている感覚があると◎。
<2>前に置いた脚のひざに手を添えて、そのままひざを床に押しながら、上半身を反対側に傾けます。このときも骨盤と姿勢をまっすぐに保ったまま行ってください。
股関節に加え、お尻の筋肉がストレッチされていると◎です。前に置いた側の脚を入れ替えて反対側も同様の動きを行ってくださいね。
O脚改善エクササイズ ステップ<2>
続いて、O脚改善に欠かせない内ももの筋肉を鍛えるエクササイズです。
<1>あお向けに寝て、両ひざを曲げて股関節を外側に開きます。
左右のかかとを折り中央に寄せます。腰の下に手を入れ、手の甲と手のひらがそれぞれ腰と床にふれる程度のすき間を作ります。
<2>息を吐き左右のかかとをつけたまま、両ひざを伸ばします。股関節は開いたまま、両脚の内側を中央に寄せます。できればくっつけるのが理想的です。
このときお尻の筋肉と内ももの筋肉が使われている感覚があると◎。腰のすき間の大きさが変わらないように、腰の下に手を置いたまま行うようにしてください。
<1>の姿勢に戻り、この流れを8回を目安にくり返してください。
O脚改善エクササイズ ステップ<3>
最後は足の裏から、本来のまっすぐな脚へと導くエクササイズです。
<1>つま先を適度に開き、左右のかかとをつけて持ち上げます。足の小指側に重心をのせず、親指側にのせます。
左右のひざの内側、内ももも中央に寄せるようにして、骨盤をまっすぐに立てたら姿勢をまっすぐキープします。
<2>左右のかかとをつけたまま、床に下ろします。このとき、上半身の姿勢はキープしつつ内ももを引き締めながら下ろします。
お尻の内ももの筋肉が使われている感覚があるとよいです。これを目安として10回くり返してください。
この動きは常に内ももを締め、左右のかかとが離れないように行うことがポイントです。
O脚の人は日常的に骨盤がうしろに傾いている場合が多いため、エクササイズ中も、ふだんも骨盤をしっかり立てることがまず第一であることを意識してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣