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ぽっこりお腹にアプローチ! 産後-18kgを叶えたトレーナー直伝! 縮こまり筋を伸ばしてやせ体質に導く「さやピラ式エクササイズ」
日々の家事やデスクワークでうつむきがちな姿勢になったり、小さな画面をのぞき込むように背中を丸めてスマホを操作している人も少なくないはず。そんな姿勢を長時間続けていると、筋肉が縮こまった状態に…! 前回に引き続き、今回はピラティスインストラクターsayaさんの著書『さやピラ式 背伸びするだけでやせボディ』から、お腹やせに効果的な動きをご紹介します。
Contents 目次
パニック障害を乗り越えたピラティスとの出会い
ピラティスインストラクターとしてSNSでも人気のsayaさんですが、じつはピラティスとの出会いは、ほんの数年前のことなんだそう。
じつは20代のときにパニック障害を発症していたsayaさんは、出産後も家庭の事情や体調不良が重なり大きなストレスがかかるたび、パニック発作を起こすようになったのだとか。「あるとき今までにないほどの苦しいパニック発作を起こし、私はまるで廃人のようになってしまいました。そんなときに出会ったのが、ぼんやり眺めていたテレビで紹介されていたピラティスです。ほとんど寝てばかりだった体を起こして、少しずつ体を動かしていたら、どんどん本来の自分が戻ってくる感じがしました。ピラティスで筋肉を伸ばすと、おもしろいことに恐怖や不安に支配されて縮こまっていた心までが解放される喜びを感じたのです」(sayaさん)。
その感覚が忘れられず、ネット動画などを見ながら毎日少しずつ体を動かしたとこと、徐々に心も体も安定し通常の生活が送れるようになったsayaさん。その後、ピラティスに出会ってたった4か月で10kgの減量に成功したのだとか!
それでは実際に「さやピラ」の動きにチャレンジしてみましょう。基本の伸びる動き で縮こまった筋肉を伸ばしてから行うと効果的です。
「空中バンザイサークル」でぽっこり下腹にアタック!
今回ご紹介するのは、多くの女性が悩むぽっこり下腹に効く動き。肩~頭と脚を浮かせたまま行うため、おなかの深層部へのアプローチはバツグン! 体幹が強化でき、股関節が伸びて柔軟になるため姿勢がよくなり、ぽっこり下腹も目立ちにくくなります。
(1)あお向けになり、ひざを90度曲げて脚を上げ、すねと床を平行に。両ひざ、内ももは閉じてスタンバイ。
(2)鼻から息を吸いながら、頭を持ち上げ、目線を前ももに向けます。頭を上げると腰が浮きやすくなるので、腰はしっかり床につけましょう。
(3)口から息を吐きながら、ぐるっと大きな円を描くようにして腕を回し、指先ですねをキャッチ。
(4)鼻から息を吸いながら、脚を浮かせたままひざを伸ばします。同時に腕を伸ばしてバンザイの姿勢に。おなかの力は抜かないで。
(5)口から息を吐きながら、腕で円を描くようにして、すねをキャッチ。(4)~(5)を5回くり返します。
体をグーっと伸ばしていくと、縮こまっていた筋肉が伸びて呼吸や姿勢が整っていくのを実感できるはず。特別な器具もいらず、自宅で手軽にトライできるので運動が苦手な人もこれなら安心ですね! 伸ばすだけの簡単「さやピラ」メソッドで、理想のボディを手に入れましょう。
文/FYTTE編集部
参考書籍
saya(著)『さやピラ式 背伸びするだけでやせボディ』(ワン・パブリッシング)