筋肉を伸ばすだけで全身やせに導くという夢のようなメソッド「さやピラ」。「背伸びの動き」と「ピラティス」をかけ合わせることで、縮こまらせてかたくなってしまった筋肉を伸ばして姿勢を改善、それによって理想のボディに導いてくれます。今回は、ピラティスインストラクターsayaさんの著書『さやピラ式 背伸びするだけでやせボディ』から、脚やせに効果的な動きをご紹介します。
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前ももの張りを伸ばす「片ひざ前後開脚」
前回、「さやピラ」の基本となる背伸びの動きをお届けしましたが、今回は脚やせにフォーカスした動きです。「片ひざ前後開脚」は、脚を前後に開く動きで、前ももを伸ばして張りをとり、さらにお尻を伸ばし股関節の柔軟性を高めることで、前ももに負担をかける姿勢を改善していきます。
(1)床に手とひざをつきます。肩の下に手、腰の下にひざが来るようにしてスタンバイ。
(2)手と手の間に右脚を置き、左脚は後ろにスルスルと伸ばします。右脚の前ももにお腹をくっつけ、鼻から息をゆっくり吸います。
(3)口から息を吐きながら、目線はお腹に向け、腰を丸めていきます。左脚の前ももが伸びているのを感じましょう。(2)と(3)を5回くり返したら、反対側も同様に行います。
チャレンジできる人は、腕をまっすぐ伸ばして、太ももから腕を一直線にすると、体幹まで強化できます。
外ももの張りをやわらげる「カエル脚で曲げ伸ばし」
カエルの脚のようにして、脚を曲げ伸ばしする動きはお腹の深層部と内ももの内転筋に同時にアプローチ。外ももへの負担を減らしてシルエットを整えます。
(1)あお向けになり、ひざを立てます。両ひざは閉じておきましょう。腕は手のひらを下に向け、体側に自然に置きます。
(2)ひざを約90度に曲げ、両脚をアップしてすねと床を平行に。足首も90度に曲げておきます。腰が床から浮かないよう注意しましょう。
(3)かかとをつけたまま、つま先、ひざをパカっと開き、脚の間をひし形にします。カエルの脚のようなイメージです。腰を床にぐっと沈めるようにしたら、鼻から息を吸います。
(4)口から息を吐きながら、足裏で空気をプッシュするつもりで、ひざを伸ばして斜め上にキック。内ももをしっかりくっつけましょう。(3)と(4)を5回くりかえします。
<☆POINT>
キックするときは、ひざをなるべくつけると内もも強化に!
運動初心者でもとり入れやすい部分やせピラティスで、気になる体の部位をスッキリ引き締めていきましょう。次回はお腹やせにおすすめの「さやピラ」をお届けします!
文/FYTTE編集部
参考書籍
saya(著)『さやピラ式 背伸びするだけでやせボディ』(ワン・パブリッシング)
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