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食べ過ぎたときに 「便秘がちなお腹」をすっきりさせたいときのストレッチ&ヨガポーズ
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【食欲の秋】たくさん食べたから排便を促す…わけじゃない?
こんにちは!
ライターでヨガインストラクターの高木沙織です。
今回行うのは、“便秘がちなお腹をすっきりさせたい”ときにおすすめのストレッチとヨガのポーズです。
季節は食欲の秋、真っただ中。「おいしい秋の味覚を絶賛満喫中!」という人も多いかもしれませんね。また、たくさん食べたのだから、その分だけ押し出されて排便も…と思うところですが、どういうわけかお腹がすっきりしない―。
その理由のひとつとして挙げられるのが、食べ過ぎによる消化器官への負担の増加。腸内環境が乱れて悪玉菌が優位となり、便秘を引き起こすことが考えられます。また、暑い季節と比べて食欲が増すのと反比例するように、水分摂取量が減っている場合も、便秘の引き金になることがあるでしょう。
お腹すっきりのためには、食生活の見直し+適度な水分補給! それと、ストレッチやヨガのポーズをすることでも、排便をうながす効果に期待できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
腸を刺激してお腹すっきりを狙う! ストレッチ&ヨガのポーズ
<お腹を伸ばして、腸に刺激を与えるストレッチ>
1.足の裏同士を合わせて座ります。手は、足首のあたりに軽く添えましょう。骨盤を起こし、左右の坐骨(お尻の下のほうにあるとがった骨)に均等に体重を乗せます。
2. 【息を吸いながら】骨盤を前傾させて、胸を突き出します。ムリのない範囲で目線を上げ、お腹が縦に引き伸ばされるのを感じましょう。吸う息に合わせて、お腹をふくらませると◎。
3.【息を吐きながら】骨盤を後傾させて、背中を丸めます。あごを引き、首のうしろ~背中~腰がアルファベットの“C”の字にするイメージです。吐く息に合わせて、お腹を薄くします。
2~3のストレッチを呼吸に合わせて5~10回くり返しましょう。
<お腹をねじって、腸に刺激を与えるストレッチ>
1.あぐらで座ります。ここでも骨盤を起こし、左右の坐骨に均等に体重を乗せましょう。右腕を肩からまっすぐ上に伸ばします。
2.【息を吐きながら】上体を右にねじります。腹部からしっかりねじり、目線は後方に向けましょう。
3.右手は体のうしろに置き、左手を右ひざの上におろします。手でひざを押すようにして、よりしっかりと腹部をねじっていきましょう。注意点は、ゆったりとした呼吸をくり返せる範囲でねじることです。ねじりながら呼吸を5回行ったら、反対側も同様に行います。
<スムーズな排便を狙うヨガ「マラーサナのポーズ」>
1.足を広げて立ちます(マット幅くらい/肩幅よりやや広め)。足先は45~90度外側に開きましょう。腰が反りすぎないように、尾骨をグーッと引き下げておきます。
2.【息を吐きながら】股関節から上体を倒します。両手を床につきましょう(ひざを曲げてもOK)。
3.お尻を床のほうへおろして、しゃがみます。足裏全体をしっかりと床につけて、目線は正面に向けましょう。
4.胸の前で手のひらを合わせて、合掌をします。ひじでそれぞれのひざの内側を押し、外側に開きましょう。坐骨をまっすぐ床に向け、お尻に力を入れたまま姿勢を保ちます。このままのポーズで呼吸を5回行います。
ストレッチやヨガのポーズは、食後2~3時間空けてから行うのが理想的です。食べてすぐの運動は、消化不良の原因になるので控えましょう!
■ストレッチ/ヨガのポーズ・ポイント■
お腹・腸に刺激を与えるストレッチやヨガのポーズは、便秘解消に効果を期待できます。
それと、吸う息でお腹をふくらませ、吐く息で薄くする呼吸もまた腸を刺激するため、“動き+呼吸”をセットにしておこなうと、より効果的です。