『セルフラブ』から生まれた新メソッド“マッサージ＋筋トレ”『まさつ筋トレ』とは？

「まさつ筋トレ」とはマッサージ＋筋トレを融合した新感覚のエクササイズです。これまで筋トレと有酸素運動を組み合わせて『globodyフィットネス』を考案してきたSayaさんが今回注目したのは、肌をさすることで起きる、心と体の変化です。
「最近、アメリカでは『セルフラブ』という言葉が話題です。自分の心と体をいたわって、自分とつながりましょう、というのがセルフラブ。「今ここにある自分に意識を向ける」話題の瞑想法『マインドフルネス』もセルフラブのひとつです。
これまで私が紹介してきた筋トレ＋有酸素運動を融合させた『globodyフィットネス』も、自分の体と心を健康にするために行うエクササイズですから、これもセルフラブのひとつだといえます。
体を動かすことでテンションが上がるだけでなく、もっと直接的に気持ちいい、心地いいと感じる要素を加えたいと思い考案したのが『まさつ筋トレ』です。今まで行っていた軽い筋トレに体をマッサージするような動きを加えています。手で自分の体をやさしくマッサージすることで感じる心地よさと、運動による爽快感を兼ね備えた一石二鳥のエクササイズです」（Sayaさん）
「FYTTEヘルスケアトレンド2025」のキーワードのひとつでもある「ご自愛フィットネス」。「まさつ筋トレ」は、まさに「ご自愛フィットネス」＜フィットネスはただ体を鍛えたりシェイプするだけでなく、心身を労り大切にしていく＞なのです。

「まさつ筋トレ」のここがすごい！老廃物を流しながら、筋肉も鍛えられる！

『まさつ筋トレ』は今までのエクササイズとどんなところが違うのでしょうか？
「ひとつは体をさする効果です。体をやさしくさするだけで、体表面にあるリンパの流れがよくなるので、老廃物を体外にどんどん排出してくれます。また、さすることで筋肉や皮ふの温度が上がり、血行が促進。筋肉が温まりますから、筋トレの効果がアップします。
また、負荷の強い筋トレばかり行って、筋肉がかたくなってしまうことがあります。でも、しなやかなボディラインを作るには、表面のアウターマッスルと体の深層部にあるインナーマッスルの両方の筋肉の柔軟性を高めて、やわらかな筋肉をつけることが大切です。『まさつ筋トレ』は、さすることで筋肉をリラックスさせたまま鍛えることができるエクササイズ。ですから、筋肉をかためたまま鍛えることがないので、しなやかで柔軟性の高い筋肉を作ることができます。
みなさん、まさつしながら筋肉を動かすとすぐに体がポカポカになるのを感じられると思います。それも『まさつ筋トレ』の特徴のひとつ。筋肉が温まるのが早いので、ウォームアップをせずにエクササイズをはじめられるのもうれしいポイントだと思います」

エクササイズは自分の体＆心と向き合う、ご自愛タイム。体に触れながら、いたわることが大事。

「近年、アメリカではセルフラブがブームだとお伝えしました。でも瞑想はハードルが高いと思っている方も多いですよね。体を動かすことも自分と向き合うことができるので瞑想の変わりになります。特に『まさつ筋トレ』は肌に触れて、体を動かしながらその動きに集中する、まさにマインドフルネスのような効果も期待できるのです。
また、皮ふに触れてあげると、脳から幸せホルモン「オキシトシン」が分泌される報告されています。誰かにマッサージをしてもらうととても幸せな気分になりますよね？　同じように自分自身をやさしく触ってあげるだけでもオキシトシンが分泌され、幸せな気分になるそうです。
このようにマッサージ＝まさつは、心にとてもいい効果があるのを誰でも実感されていると思います。体に触れながら自分自身をやさしくいたわることで、今日は体が冷たいなぁ、とか、体が強張っているなぁとか、体の変化にいち早く気づくことができます。
体を触って、動かして、疲れた心と体へ同時にアプローチしながら、自分自身をいたわってあげるのが『まさつ筋トレ』です。いつ行ってもいいのですが、ぜひ夜寝る前に行ってみてください。心と体がリラックスして、ぐっすり眠れると思いますよ」

来週から心を癒しながら、全身やせ＆部分やせを叶える『まさつ筋トレ』の具体的な方法を紹介します。2025年の新習慣にして、気持ちよく体と心を労わっていきましょう！

取材・文／山本美和