30歳のときに体調を崩したことをきっかけに、自分の心身と向き合い、ライフスタイルも見直したという、ヨガ&フィットネス講師を務める山本華子さん。いつも笑顔で幸せオーラ全開の山本さんに、メンタルと肉体面で大切にしている心得を伺いました。
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自分らしく生きるための7つの考え方
20代のときは周りの人に「大丈夫? 疲れてる?」と聞かれていたという山本さん。ハードな毎日を過ごしていた30歳のとき、体調を崩して生活や人生を見直し、以来、肩の力を抜いて自分らしくいることを大切にしているといいます。どんな秘訣があるのでしょうか。
「気力・体力・精神力が失われないような暮らしをするっていうことが大事じゃないかと思うんです。それにはやっぱり考え方とか行動とかをどうするかってことですね」と山本さん。
そこで、ぜひマネしたい、山本さんが心がけている7つのことをご紹介します。
(1)誠実な行動をする
自分に後ろめたい行動はしないようにしています。不誠実な行動をしてしまうと、後ろめたさから、自分が幸せになってはいけない気が…。逆に、誠実な行動をしていると、「こんなに誠実なのだから、幸せにならないわけないじゃん!(笑)」って思えます。
(2)ムリをしないで、ちょくちょく休む
昔は、寝ることや休むこと=さぼっているような気がして、罪悪感があったんですね。でも今は、体を動かす仕事をしていることもありますが、疲れたなと思ったら遠慮なく休みます。休むことも仕事だと思って。休みの日にだらだらしてもいいと思います。眠くないのに寝る必要はないんですけど、1日に30分だけお昼寝するとか、甘やかしすぎない程度にムリせず休むことの大切さを実感しています。
(3)小さな幸せを大事にする
例えば、今日は撮影があるから昨日お酒を控えめにしたとき、これが終わったらちょっとスパークリング買って飲もうとか、そういうストイックすぎない小さな幸せを大事にしています。
また、私は犬を飼っているのですが、近くの公園で夫と愛犬と夕日を見ながらぼーっとするとか。お金をかけたり、遠くに行ったりしなければいけない幸せではなくて、もっと身の回りで楽しめることを大切にしたいです。
(4)自分だからこそできる働き方、生き方を選ぶ
なにか選択するときには、これまで40何年生きてきた自分だからできることって何だろうって考えます。そうすると、人とも比較しなくていいし、ストレスになりません。
私の場合は、ずっとフィットネスとヨガのインストラクターをやってきたので、それが活かせる生き方をするということです。今までやってきたものを活かす生き方は、これが私に似合う生き方なんだもんって思えます。
(5)人のせいにしない
うまくいかないときというのは、環境が悪いからとか、親が、社会がって、結構自分以外のことに転嫁しがちです。そのほうがラクではあるかもしれませんが、それだと成長できません。人のせいにしてしまうと、ずっとイライラしてしまうことも。起こることはすべて必然だと考えているので、私が悪かったんだと思えば、イライラせずに後あとも引きません。
(6)自分を幸せにできるのは自分
自分で自分を幸せにするということは、人に何かしてもらおうとか見返りを求めず、型にはめないということです。人は変えられないけど、自分は変えられると思っているので、チャレンジ精神を忘れず、自分を大切にすることで、自分の限界値を広げつつ、自分自身を幸せにできると思っています。
(7)50%は努力や行動、残りの50%は自然に身を任せる
人事を尽くして天命を待つじゃないですけど、ごり押ししないってことですね。何がなんでも突破するってことはないです、ダメだと思ったらあきらめる。今までの経験上、努力して、ちゃんとやることをやっていれば、自然に必要なものは与えられると思っています。
『1ウィーク セフルケアブック 〜自分の身体は自分で治す〜』(ディスカバー・トゥエンティワン)
撮影/山上忠 文/奥沢ナツ