全身の"筋膜"を柔らかくし、解きほぐすことで筋肉の動きをスムーズにするストレッチ「筋膜リリース」。最近は耳にすることも多く、「やってみたい」という声も少なくありません。筋膜リリースは全身を使って大きく動くスタイルも多いですが、中には座ったままでもできる手軽なものもあるようです。
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オフィスでもできる「気持ちいい」筋膜リリース
筋膜とは、筋肉を覆う“第二の骨格”ともいえる非常に大事な膜の事。
全身を縦、横、斜めに覆っているもので、身体を左右バランスよく使っていないと次第にねじれてきてしまいます。
このねじれを“筋膜リリース”で整えることによって、本来の筋肉の力が発揮できるようになるとか。
6月15日に放送されたラジオ番組「クロノス」(TOKYO FM)でも筋膜リリースが取り上げられました。
番組に登場したのは、発行部数30万部を突破した「自分でできる! 筋膜リリースパーフェクトガイド」の著者・竹井仁さん。番組で竹井さんは、普段重いものを持てないような酷い肩こりの人が、筋膜リリースによって2倍ぐらいの力を出せるようになることや、スポーツのパフォーマンスが向上するといった効果を説明しました。
特に反響が大きかったのがオフィスでもできる筋膜リリース。
まず座った状態で右手を頭の上に上げ、ひじを90度左に曲げます。そして左手は背中の後ろに回し、こちらもひじを90度に曲げたら、右手は左方向に、左手は右方向に向かって動かせばOKとのこと。
パーソナリティの高橋万里恵さんはこの時点で「気持ちいいですね!」と感動の声をあげました。さらに竹井さんは、この状態から体を左に倒し、鼻を左肩に近づけるようにすると、より身体が伸びて効果的だと言います。
これにはリスナーからも「座りながらできるのは有り難い!」「これは確かに気持ちよさそう」との声が。
実際に行った人からも「普段しない動きだから筋肉が刺激されている感じがする」と好評の声が上がりました。
肩こり・腰痛が改善される嬉しい効果!
また竹井さんはテーブルを利用してできる筋膜リリースも紹介。
テーブルの前に立ち、両手をテーブルの上にのせて体重を支えます。そこから両手を前に滑らせ、股関節を起点に身体を直角に曲げていくだけ。
腰が反ったり丸まったりしないように意識するのがポイントだそうです。
竹井さんいわく、筋膜は90秒以上伸ばすことで効果が出やすくなるとのこと。最初は20秒程度から始め、慣れてくるに従って時間を多くしていくのが良いようです。
この動きは身体が柔らかくなるだけでなく、腰痛や肩こりも緩和される嬉しい効果があるということで、ネット上には「こんな簡単な動きで腰痛が緩和されるなら絶対やるわ!」「肩こりに悩んでたけど、これは試す価値ありだな」といった声が見られました。
シンプルな動きで身体の調子を整えられる筋膜リリース。
穏やかな動きなので仕事の合間や休日のリラックスタイムに取り入れてみるのもいいかもしれませんね。