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ミュージカルに向け、しなやかな体作りを実践
AKB48という「団体」から「個人」の活動に変わると、いい評価も悪い評価もダイレクトに自分に返ってきます。そのため、より責任感は強くなり、何事にも「仕事のために」という思いが、大きくなっているそうですが、「体作り」もそのひとつ。
「仕事によってトレーニングを変えていて、今は、“ミュージカルのための体作り”をしています。以前出演していたミュージカルが決まったとき、『筋トレはしないでね』とアドバイスを受けたんです。それまでの私は筋トレが中心だったのですが、筋肉が体の表面につきすぎてしまうと、しなやかな動きができなくなってしまいます。今は筋肉をつけるのではなく、姿勢を維持したり、体のバランスをと整えるためのトレーニングや呼吸法が中心です」(秋元さん)
そして、舞台に立つようになって、特に立ち姿勢への意識は高まったそうです。そのために、重視しているのが体幹。
「膣を引き上げるトレーニングで、体幹にある骨盤低筋群や腸腰筋などの姿勢を支えるインナーマッスルを鍛えるようにしています。すると、体の表面には筋肉はつかないけれども、体の内側が鍛えられるので、自然とキレイな姿勢がキープできます。体のラインもしなやかになり、このトレーニングを始めてから理想の体に近づけたと思います」(秋元さん)
ほかにも、できるだけ、歩いたり、階段を使う。朝は、もち麦や雑穀を入れたおかゆで体を温めるなど、日常生活の中でも、体作りのための小さな積み重ねをしているそうです。
「体作りはストイックなことをしてしまうと続かないし、肌があれてしまうことも。だからムリはせず、自分ができる小さい目標をコツコツクリアすることが大切だと思います。食べ過ぎても次の日の食事量や運動量で帳尻を合わせれば、太ることもないはず。それから、私は温かいスープを飲むと、空腹が落ち着くのですが、そういった自分の『これだ!』という方法を見つけることも、大事なのではないでしょうか。まずは自分の体と向き合って、自分の体を知る! それが、体作りの一歩だと思います」
(秋元さん)
30代になり、自分の仕事、体と改めて向き合い精力的に活躍する秋元さん。12月から始まるミュージカル『日本の歴史』をはじめ、今後の活躍に注目です。
(舞台情報)
ミュージカル『日本の歴史』
東京公演 2018年12月4日(火)~28日(金) (世田谷パブリックシアター)
大阪公演 2019年1月6日(日)〜13日(日) (梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)
一般前売開始日 2018年10月20日(土)
●チケットぴあ・ローソンチケット・イープラス(東京公演・大阪公演)、世田谷パブリックシアターチケットセンター(東京公演のみ)、梅田芸術劇場(大阪公演のみ)で取扱い
撮影/布川 航太 取材・文/柿沼 曜子