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肩こりや腰痛がツラい…! 体の違和感を解消するストレッチ7選

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肩こりや腰痛がツラい…! 体の違和感を解消するストレッチ7選

ストレッチといえば、トレーニング前後に体をほぐすために行うもの、というイメージがありますが、コンディショニング・トレーナーの桑原弘樹先生によると、その他の場面でも活用することができるのだそう。そこで今回は、桑原先生にストレッチの利点と、自宅で簡単にできるメニューを教えていただきました。

監修 : 桑原 弘樹 (コンディショニングトレーナー)

〈桑原塾〉主宰。100名以上のトップアスリートやモデルなどにコンディショニングやボディメイク指導を行うほか、15年以上にわたってスポーツ・サプリメントの開発にも携わる。著書『サプリメント健康バイブル』(学研プラス)など多数。
桑原塾

Contents 目次

用途によって使い分け! 覚えておきたいストレッチ

「ストレッチをライフスタイルの一部にとり入れてほしい」と話す桑原先生。では、ストレッチにはどんな効果があるのでしょう?

「私たちの体は、加齢が進むにつれ、どんどん可動域が狭くなっていきます。ですが、日々ストレッチを行うことで、狭くなってしまった可動域を広げることができるのです。
それに、私はもともと、腰痛持ちだったのですが、ストレッチを行うことで症状が改善されました」(桑原先生)

体の悩みとして多い、腰痛。みなさんの中にも、苦しんでいる人は多いはず。腰痛のおよそ8割は、詳しい原因が分からないと言われています。

「私たち人間の股関節は、立っている状態のとき、しっかりとはまっていないためグラグラしがちです。
実は、この不安定な股関節こそが、腰痛を招く要因。股関節は360度回る部位なので、いろいろな角度からストレッチすることが大切です」

さらに、腰痛と並んで多い悩みが肩こり。特に女性は男性よりも、「僧帽(そうぼう)筋」という首の後ろから背中の上部、肩にかけて広がる大きな筋肉の量が少ない為、肩こりになりやすいのだそう。

「首と肩は別の部位だけど、つながっていますよね? いくら肩を揉んでも肩こりが解消されないという人は、もしかしたら、首が凝っている可能性も。
肩こりを軽減するためには、首と肩のストレッチを一緒に行うと効果的です」

それでは可動域を広げるストレッチと、腰痛、肩こりに効果的なストレッチをご紹介します。それぞれ、目安として3~6回程度行ってみてください。

【1】可動域を広げるストレッチ その1

(1)脚を肩幅に広げて立ち、両手を真横に大きく広げます。
体を軸として、両腕を左右に大きく振り回します。腕だけでなく、腰からひねるようにして、数回行いましょう。


(2)(1)の状態に戻ったら、腰をひねりながら両腕を右方向にゆっくりと振ります。
これ以上後ろにいかないという所で、腕の位置はキープしたまま、しゃがみましょう。


(3)立ちあがったら、同じ方向に、さらにひねります。これを繰り返し行いましょう。反対側も同様に行います。

【2】可動域を広げるストレッチ その2

(1)前屈の状態になり、ヒザは少し曲げましょう。


(2)ひざを中心に、両腕を振り回します。


(3)(2)を何回か繰り返した後、一度動きを止め、両手を床につけます。
これを繰り返し行いましょう。

【3】首周りストレッチ

(1)左手を頭頂部に添えます。手の力でゆっくりと、首を左側に倒していき、これ以上倒れないという所で、口をカツカツカツと動かしましょう。右側も同様に行います。


(2)両手を後頭部の後ろで組みます。そのまま、頭を前方に倒していき、これ以上倒れないという所で、口をカツカツカツと動かしましょう。
今度は、アゴに片手を添え、首を後方に倒していき、これ以上倒れないという所で、口をカツカツカツと動かします。
これを繰り返し行いましょう。

【4】肩周りストレッチ

(1)左腕で、伸ばした右腕を胸に引き寄せます。これ以上近づかないという所まで来たら、右手でグーパー、グーパーと繰り返し、さらに引き寄せます。
反対側も同様に行ったら、左右交互に繰り返し行いましょう。


(2)右ヒジを曲げ、それを頭の後ろまで持って行きます。
左手で右ヒジをつかみ固定したら、右手でグーパー、グーパーと繰り返し、さらに左側に引き寄せます。
反対側も同様に行ったら、左右交互に繰り返し行いましょう。

【5】肩凝り解消ストレッチ

(1)胸の前で両手のひらを強く押し合います。
(2)手のひらを合わせたまま、指先を前方に向け、両腕をまっすぐ前方に伸ばします。
(3)伸ばした両腕を、胸の前まで戻し(1)の状態にします。
手のひらを合わせたまま、両腕を下に降ろしていきます。
(4)合わせた手のひらをひっくり返し、指先を下に向けます。そのまま、両腕を上に上げていき、手のひらをひっくり返して(1)の状態に戻します。
これを繰り返し行いましょう。

【6】カタアグラー

(1)床に座り、あぐらをかきます。
(2)左脚を右脚のももの上に乗せます。
(3)左脚のひざを両腕で抱え込むような形で、胸の位置までゆっくりと引き寄せましょう。
そのまま、しばらく状態をキープします。このとき、胸を張るように行うのがポイントです。
(4)(1)の状態に戻したら、反対の脚も同様に行います。左右交互に繰り返し行いましょう。

【7】F4ストレッチ

(1)床に仰向けになります。


(2)右ヒザを曲げ、左脚の上に乗せて「4の字」をつくります。
右腕は「4」部分の内側から隙間に通し、左手は右脚の上から手を回し、両手で左ヒザをつかみます。
左脚をゆっくりお腹に引き寄せ、しばらく状態をキープします。
(3)(1)の状態に戻し、反対の脚も同様に行います。左右交互に繰り返し行いましょう。

肩こり、腰痛が無くても、ストレッチを行うと筋肉が伸びてとっても気持ちが良いですよ。不調を悪化させない、招かないためにも、日常生活の中に上手にストレッチをとり入れていきたいですね。

撮影/田辺エリ 文/FYTTE編集部

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