「『顔が大きい』『パンパンにむくんでいる』『エラが張っている』そんなお悩みの根本は、姿勢にあります」と、整体エステ「ガイア」を主宰する・南雅子先生。解決の決め手となるのは、顔とつながる「肩甲骨」。肩甲骨のまわりの筋肉をほぐすことで、骨格の要である股関節、そして姿勢が整い「小顔」になれるそうです。そこで今回は、「小顔」をかなえる2つのストレッチを教えていただきました。
Contents 目次
猫背になると、首・頭も前にズレ、あごが下がってしまう
「顔の大きさ」と「姿勢」は関わりがないように思えますが、「小顔の人は、例外なく美しい姿勢をしています」と南先生。
「美しい姿勢とは、体の中心軸にブレがなく、両足裏にきちんと重心がかかっている状態。この姿勢は、骨格にも筋肉にも余計な負荷がかからないため、スラリとした体型を保つことができます。しかし、股関節がズレ、中心軸がブレると骨格がゆがみ、猫背になってしまいます。すると、首も前傾し、頭も前にズレるため、あごが下がってたるんできます。これこそが、顔が大きくなる原因です」(南先生)
肩甲骨を下げることで、あごが引っ込み小顔に
そして、顔の大きさにダイレクトに関係してくるのが「肩甲骨」なのだそうです。
「正しい姿勢の場合、横から見て肩の位置は耳の延長線下にあります。つまり、肩甲骨は後ろに引けている状態です。しかし、猫背になると肩が前に出て、肩甲骨が上がってしまいます。そのことが、顔の大きさに影響を及ぼします」(南先生)
「小顔」になるためには、肩甲骨を下げるためのストレッチが効果的です。
肩甲骨まわりや肩関節をほぐして肩甲骨を下げると、あごの骨と肩甲骨をつなぐ肩甲舌骨筋(ぜっこつかきん)が後ろに引けるので、下あごやほおがすっきり。そして、肩甲骨まわりを整えて本来の位置に戻すことは、「股関節の負担を軽くする」ことにもつながります。
「股関節」が整えば、ゆがみが取れ、姿勢が整います。すると、顔太りを招くこともなくなるのです。
さっそく、「小顔」を導く、2つのストレッチを実践してみましょう。