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キツネ手肩関節ほぐし
手のひらを返す動きにより腕の筋肉がよく伸び、腕の血液やリンパが流れやすくなります。手もとのキツネ手をキープしておこないましょう。
<1>
イスに座り背すじを伸ばしたら、足底で床を押しながら腰幅程度に開いておきます。右手はお腹が出ないようにさわりながら左腕をまっすぐ前に伸ばし、手のひらを床に向けた状態から、親指と中指だけをくっつけ、キツネ手にします。その手をくるっと返し、手のひらを天井へ向けたら、再度返し元へ戻します。この動きを体幹を崩さずにリズミカルに3往復くり返しましょう。
<2>
左腕を真上へ伸ばし、手はキツネ手のまま手のひらを前へ向けます。ひじを曲げないようにしながら、手のひらを返し後ろへ向け、再度返し元へ戻します。この動きを往復3回くり返しましょう。
<3>
左腕を真横へ伸ばし、手のひらを床へ向けます。キツネ手にして手のひらを返し、天井に向けたら、再度返し元へ戻します。この動きを3往復くり返しましょう。
<4>
左腕を体の後方へぐっと伸ばし、キツネ手にして手のひらを床へ向けます。手のひらを返し天井に向けたら、再度返して元へ戻します。この動きを3往復くり返します。
<5>
左腕をおろし、キツネ手にして手のひらを後方へ向けます。手のひらを返し外側へ向けたら、再度返して元に戻します。この動きを3往復くり返します。
<1>~<5>の動きを、右腕でも同様でおこないましょう。
ひじ関節ほぐし
立てた人さし指には、キツネ手同様、腕のよぶんな力を抜く効果があります。また、この指を「きちんと反動で元に戻す」意識で、左右にぶれないようおこなうことが大事です。
<1>
イスに座り、足は腰幅くらいに開きます。つま先は正面へ。
左腕はわきを締めた状態からひじを曲げ、手を顔に近づけます。左手は軽く握り、人さし指
を立てます。右手を腹部に当てることで、姿勢が崩れないようにコントロールします。
手を握る際に、親指を中指や薬指の下へ入れることで、腕のよぶんな力が抜けやすくなります。立てた人さし指は、まっすぐ天井へ向けましょう。
<2>
左腕は、ひじの角度が45度程度になるところまで伸ばします。人差し指は立てたままでおこないます。次に、立てた人さし指を背中側から引っ張られるようなイメージで、ひじを勢いよく曲げ元の位置へ戻します。この動きを5往復くり返します。
右腕も同様におこないましょう。
デスクワークなどが続くと、肩やひじの関節がかたまりリンパも詰まりがちです。仕事の合間などでも、これらのストレッチをおこない、ほぐす習慣をつけましょう。
撮影/山上忠 モデル/成田沙季(ニュートラルマネジメント)ヘア&メイク/斎藤節子 文/柿沼曜子 衣装協力/アディダス