これまで2万人以上を美ボディに導いてきた、“ダイエット王子”こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に回答! 今回は、「固太り」と「むくみ太り」のタイプ別にダイエット方法を教えていただきます。
Contents 目次
今回のお悩み
自分に合うダイエット方法がなかなか見つかりません。効率よくやせるには、どうすればいいのでしょうか?
「固太り」「むくみ太り」のタイプをチェック!
こんにちは。ダイエットトレーナー&メンタルコーチの小山圭介です。
僕のダイエット指導では、クライアントの方の体形や性格に合わせてトレーニングの方法を変え、日常生活の動作や言葉使いまでアドバイスすることがあります。
その理由は、同じ体重でも、筋肉質でガッシリした「固太り」タイプ、筋肉量が少なくぽっちゃりした「むくみ太り」タイプでは、効果的なダイエット方法が異なるからです。
まずは、下記の項目で、どちらのタイプに多く当てはまるかチェックしてみてください。
【固太りのタイプ】
□学生時代、運動部だった
□肩周り、二の腕がガッシリしている
□太ももの前や外側が張っている
□揚げものなどの高カロリーな食べ物が好き
□物を置くとき、ドアを閉めるときなどに大きな音を立てがち
□早口、早食い
【むくみ太りタイプ】
□学生時代は文化部で、運動経験があまりない
□体がむくんでぽっちゃりしている
□冷えやすく、下半身にセルライトが多い
□菓子パン、チョコレートなど甘いものが好き
□かわいいキャラ、乙女なグッズが好き
□どちらかと言うとネガティブ思考だと思う
多く当てはまったほうが、あなたのタイプかもしれません。次から、それぞれのタイプのダイエット方法をお伝えしていきますね。
固太りタイプは、はんなり、ゆったりした動きで華奢ボディに
固太りタイプは、学生時代にスポーツをしていたけれど、社会人になってから運動不足で脂肪がついてしまった人に多いタイプです。太ももの前や外側、二の腕などがガッシリと張っていて、衰えた筋肉の周りに脂肪がついています。
そのため、筋トレをがんばり過ぎるとよけいに筋肉が張り出して太くなってしまいます。まずはマッサージやストレッチをして、硬くなった筋肉をほぐすことが大切です。筋肉の質をよくすれば張りがとれ、よぶんな脂肪が落ちていきます。
また、固太りの人は日常の動作が早く、ガサツな動きがクセになっていることがあります。たとえば、ものをドン!と音を立てて置いたり、階段をドスドスと下りたり。瞬間的に大きな力を入れるクセがあると、それが積み重なって体の外側の筋肉が張り出してしまうのです。
そのため、固太りタイプの人には、ゆっくりの動作を心がけるようにアドバイスしています。ゆったりした動きのヨガ、バレエエクササイズなどを取り入れ、細くしなやかな筋肉に変えていくのもおすすめです。
また、固太りタイプの人は早口になりやすい傾向があるので、ゆっくり話し、やさしい言葉使いをしてみてください。日常の動作や言葉づかいも、はんなり、ゆったりをクセづけると、体も心もしなやかになっていきます。
むくみ太りタイプは、エネルギーを作る力をアップする筋トレを
むくみ太りのタイプの人は運動経験があまりなく、筋肉量が少なくてぽっちゃりしています。
筋肉には、収縮・弛緩をくり返す筋ポンプ作用によって、血液やリンパ液を全身に巡らせる役割があります。また、筋肉にはエネルギー(熱)を作り、体温を上げる働きも。そのため、運動不足で筋肉量が少ない人は、体が冷えやすく、むくみやすいのです。
だから、むくみ太りの人は筋肉量を増やしてエネルギーを作る力を高める筋トレが効果的です。また、血液やリンパ液の巡りをよくするには、ウォーキング、ジョギングなど下半身の筋肉を使う運動をとり入れてもいいですね。
また、むくみ太りタイプの人は、ネガティブ思考でストレスを抱えていないでしょうか。ウォーキング、自転車こぎ、ダンスなどリズム運動をすると、幸せホルモンといわれるセロトニン増えてストレスが軽減。睡眠の質もよくなります。
さらに、自己肯定感を高めるために、自分をどんどんほめてあげましょう。「キレイな姿勢を心がけた」「食べるときによくかむのを意識できた」など、小さなことでOKです。
アクティブに体を動かし、自分をほめるクセをつけると、むくみもネガティブな気持ちもデトックスできます。
取材・文/掛川ゆり