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こんなときこそ、免疫力もやる気もアップ! ドクターが教える、“疲労グセ”を直す最強習慣
寝ても疲れがとれない、何もしていないのに疲れる…など、忙しい女性が避けられない疲労感。慢性的な疲労があると気力、体力ともに低下して仕事やプライベートに大打撃です。そこで、内科医で女性専門の疲労外来ドクターでもある工藤孝文先生の著書『疲れない大百科』(ワニブックス)から、疲労をためないための「食べ方」「過ごし方」「働き方」のコツをまとめてご紹介いたします! “コロナ疲れ”が出てきそうなこの時期、ぜひ参考にしてみてください。
Contents 目次
疲れをためない「3つの食べ方」
疲れを寄せつけないためには、まず活動エネルギーの源となる食事が基本になります。
「エネルギーが不足すると体内では替わりのエネルギー源となるケトン体がつくられるのです。ケトン体は高いエネルギー価がありますが、だるさや疲労感、頭痛を引き起こします」と工藤先生。そのうえで“疲れない食べ方”として次の3つを挙げます。
その1 食べない人ほど疲れが倍増! 1日3食を極めよう
仕事のパフォーマンスを上げるには1日3食を規則正しく食べることがポイントです。ただし、3食きちんとといっても内臓を酷使するダラダラ食べはNG。重要なのは、3食の間隔をきちんと空けて空腹状態をつくり、臓器をしっかり休ませること。
「東洋医学では、規則正しい食生活を送ることで体のリズムが整い、病気の予防につながるといわれています。ダラダラ食べを続けて臓器を酷使すれば老化が進んでしまいます」(工藤先生)
空腹を感じると胃からグレリンという物質が発生してミトコンドリアが活性化し、細胞を若返らせてくれるのです。
その2 疲れたときこそ、“低GI”フードを
低GIの食品、たとえばそばや玄米、大豆食品などは、ダイエットのためだけではなく、疲れているときにも選びたい食品です。
「高GI食品を食べるとドーピングのように血糖値が一気に上がって元気になったように感じます。そのため疲れると体が高GI食品を欲しますが、血糖値の乱高下が起きて体の負担になり、かえって疲れやだるさを感じてしまうのです」
低GIの食材を選ぶためにひとつの目安になるのが「色」です。
「玄米や全粒粉、そばなど茶色の穀物は、殻が残っているため消化に時間がかかりGI値が低くなります。一方、白米やうどん、食パンなど白い食品は消化されやすく、高GIであると覚えておきましょう」
仕事中のおやつには低GIのヨーグルト、バナナ、りんごがオススメ。コンビニで買える低GIの大豆バーもよいでしょう。吸収率の低い午後2時ごろに食べるとさらに◎。
その3 血流をよくするシナモンを飲み物に
もともと古代エジプトで香辛料として重用されていたシナモン。
「シナモンは強壮・強精薬として使われていたほか、免疫力の回復や整腸作用があります。また、ビタミンB1、B2 も豊富で、美肌効果が非常に高いこともわかっています。さらに血流を促進してくれるので、女性にとって大敵である冷え症の改善効果も抜群。代謝を高めて、全身の健康と美しさをサポートしてくれます」
疲れたなと思ったら、コーヒーや紅茶にシナモンをとり入れ、即席の漢方ドリンクをいただきましょう。
心身を整え、免疫力を上げる「3つの習慣」
疲れを放っておくと、やがて風邪などに対抗する免疫力を下げてしまうことが明らかとなっています。ちょっとしたことで息が切れる、イライラする、集中力が続かない、心がモヤモヤする…というのは疲労感のサイン。そんなときは次の3つを心がけましょう。生活習慣から疲労の原因をとり除くと、疲労が慢性化する前に疲労回復でき、疲れにくい心と体をつくることができます。