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こんなときこそ、免疫力もやる気もアップ! ドクターが教える、“疲労グセ”を直す最強習慣
Contents 目次
その1 「笑顔」になると免疫力がアップする
笑顔を絶やさずにいると、ストレスに強くなり心身の健康もキープしてくれます。
「心から楽しいと思っていなくても口角を上げて笑顔を作ると、脳が“楽しい” と勘違いして癒やしホルモンのセロトニンや多幸感をもたらす神経伝達物質のエンドルフィンが分泌されます」と工藤先生。
その効果は、なんとチョコレート2000 個分から得られる幸福感に匹敵するそう!
さらに最近の研究では笑顔をつくることは腸にもよい影響があるとも明らかに。
脳が強いストレスを受けると、腸に信号が送られて腸内細菌のバランスが崩れ、免疫力が低下してしまいますが、セロトニンが分泌されて幸福感を覚えると腸内細菌のバランスが整って、免疫力がアップすることがわかってきたのです。
疲れたときは口角上げを意識してみましょう。
その2 ジムに行くより、掃除で心と体を整える
運動以外で消費される日常のエネルギーをNEATといいます。
「運動で消費するエネルギーは約0〜5%。一方、NEATで消費するエネルギー量は25〜30%で、運動の5〜6倍に当たります。運動が苦手な人や忙しくて運動する時間がとれない人は、こまめに体を動かすほうがずっと効率がよいのです」と工藤先生。
たとえば、掃除を利用して体を動かすのもオススメ。“家事トレ”でこまめに動けば、部屋もキレイになって心と体を整えてくれ、習慣にすればさらに疲れにくい心と体になっていくでしょう。
その3 「天気痛」対策は体を温める
気持ちのモヤモヤや体の疲労感、頭痛…。じつは気圧の変化によって引き起こされている「天気痛」かもしれません。
これまでほとんど認知されてこなかったため、“よくわからない体調不良”で片づけられてしまっていた天気痛。急激な気圧の変化で体の水分調整ができなくなることが原因で、体液の巡りが滞ったり、耳の内耳が反応したりして、自律神経がストレスを感じ、痛みや不調を引き起こすとされます。
「雨の日は頭痛がひどい、曇りの日は気分が沈むという具合に法則性をつかみます。あらかじめ翌日の天気予報を確認して、症状が出そうだなと思ったら漢方薬を飲む、体を温める、お風呂で発汗するなどで対処しましょう」
水の巡りをよくする食材として、ハトムギ茶、きゅうりの酢の物、豆類、根菜の煮物なども積極的にとるとよいそうです。
脳疲労を解消する「3つの働き方」
仕事で何かと多い気苦労や脳疲労。こうした疲れはストレスとなり、心身をむしばんでしまいます。続いて、疲労をためない働き方の3つのコツを紹介します!