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かかと体重®で歩くとスリムな脚に! 2020年美脚大作戦vol.2~脚の悩みが改善する理由~
かかとに体重を乗せるように「立つ」「歩く」だけで、ひざ痛や猫背、O脚、X脚、外反母趾、むくみなどの症状が改善されると話題の「プライマリーウォーキング®」。
FYTTEでは、「O脚を治したい!」「しなやかな筋肉の脚になりたい!」「むくみのないスッキリした脚を手に入れたい!」など、美脚になりたいと願うみなさんのために、この「プライマリーウォーキング®」のやり方をお伝えしていきます。
第2回は、「かかとに体重を乗せて歩くとなぜ脚の悩みが改善するのか」についてお伝えします。教えてくださるのは、アスリートやダンサー、モデル、宝塚歌劇団の団員や生徒などの治療にあたる傍ら、「プライマリーウォーキング®」を考案、プライマリーウォーキング®協会創設者でもある岡本啓司先生。
脚の悩みが改善するメカニズムを知ると、立ち方や歩き方への意識が驚くほど変わります!
Contents 目次
「鍛えない」「がんばらない」「力を入れない」が鉄則!
「かかと体重®」で歩く方法(別名:プライマリーウォーキング®)は、むくみや下肢静脈瘤をはじめ、腰痛やひざ痛、股関節痛、肩こり、猫背、O脚・Ⅹ脚、外反母趾なども改善できます。そのため、現在、治療院に来ていただいている患者さんや国内外で開催しているセミナーに参加していただいた方など、多くの人に実践していただいています。
前回、むくみのメカニズムについて解説されている森嶌先生も、このかかとに体重を乗せて歩き続けたことで下肢静脈瘤を治されています。さらに、3年にわたって研究を続け、2019年6月には日本抗加齢医学会でも発表されています。
この歩行方法の特徴は、「鍛えない」「がんばらない」「力を入れない」の3つ。
街中を歩いている人を見てみると、多くの人が“使う必要のない筋肉”を使って歩いています。このような歩き方を長時間続けると疲れがたまります。
しかし、かかとに体重を乗せる歩行方法では、ムダに筋力を使わなくてすむため、疲れにくくなっています。
私たちは〝正しい歩き方〟というものを義務教育で教えられているわけではありませんが、運動会の行進の練習では、ひざを前に高く上げて歩く「行進歩行」を指導されます。そのため、「行進歩行=正しい歩き方」と捉えている人も少なくありません。
しかし、じつはこの「行進歩行」、ひざを高く上げて歩くという行動は、ひざや腰、股関節への負担が大きく、脚を痛めやすいのです。
ほかにも、つま先に体重をかけて前かがみや反りくり返って歩く人も多いのですが、この歩き方は、骨格のゆがみを引き起こし、血管やリンパ管を圧迫したり、ひざや股関節の変形、猫背、腰痛、むくみなどを誘発したりする原因になります。
これまで多くの人が当たり前だと思ってきた歩き方が、脚はもちろん、身体そのものに負担をかけているのです。
また、「筋力が落ちてひざが痛むので、トレーニングして筋肉をつけなければ…」と考えて筋トレに勤しんでいる人、とくに高齢者の方に多く見られるのですが、本当に筋力を上げることが重要なのでしょうか。
よく考えてみてください。
赤ちゃんは筋力が弱くても、立てますし、ひざの痛みはありません。つまり、少ない筋力でも、うまく身体を使えれば、ひざの痛みもなく身体を動かせるということです。
かかとに体重を乗せて歩く「プライマリーウォーキング®」の根源は、「赤ちゃんが最初に歩いた」、「ヨチヨチ歩き」、「幼児歩行」などからきており、この赤ちゃんの歩き方に着目した、より少ない筋力で効率的に歩く方法なのです。
そのため、身体に痛みがある人や筋力が弱い高齢者、ケガや手術後のリハビリ中の人にもオススメしています。