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場所が変わると眠れなくなる人必見! 専門家が解説「センシティブスリーパー」の快眠術
いつもと違う場所や慣れない場所、ちょっとした環境の変化などで眠れなくなる「センシティブスリーパー」と呼ばれる人たちが増えているそうです。誰かと一緒に眠ることを苦痛に感じたり、時計の針の音が気になってなかなか寝つけなかったり。皆さんも思い当たることはありませんか?
Contents 目次
どんな場所でも快眠できる「眠れるマインド」の作り方
旅先などではいつも眠れないという人は、いつも自宅で使っている枕カバーやアロマを持参するのがおすすめです。枕はいちばん顔にふれるアイテムなので、横向きになったときにほおに当たる肌ざわりがいつもと同じだと安心感が生まれます。また、目をつぶったときにいつもと同じ香りがすると自宅にいるような落ち着いた感覚が得られ、リラックス感が得られるでしょう。
特にラベンダーの香りは不安感を解消して睡眠の質を上げるという報告があります。ラベンダーの香りが苦手でない人は、ぜひ使ってみてくださいね。
アロマポットなど大きめのものだと持ち運ぶことが難しいので、ふだんから枕にシュッと吹きかけるだけのピローミストや、手首にぬるだけのロールオンタイプのものを使用していると、いざというときに手軽に持ち運べて便利です。
いつも飲んでいるハーブティーや、パジャマなども荷物に余裕があれば持参すると、よりいつものおやすみ環境に近づけるのでおすすめ。五感から安心できる空間をつくってあげることで、眠れるマインドの準備が整っていくでしょう。
また、睡眠への欲求を高めるために、昼間に積極的に活動して「疲れる」ことも大事な要素です。朝起きたときは元気いっぱいでも、昼間の活動で蓄えておいたエネルギーはどんどん消費され、体の中に疲労物質がたまっていきます。朝は満タンだった携帯の充電バッテリーが夜になると残り少なくなり、ついには切れてしまうのと同じこと。そこで、私たちは著しく発達した大脳がシステムダウンしないよう、そして常にノーマルな状態で作動できるようにするために、一定の時間大脳が活動すると脳幹部が大脳に働きかけて眠くなるようにプログラムされているのです。
人間は疲れると自然と睡眠を促す物質が脳内にたまり、睡眠中枢に働きかけて眠気を誘発すると同時に覚醒中枢にも作用して覚醒レベルを低くします。いつもと違う環境でもスムーズに寝つくためには、日ごろよりも意識的に運動量を増やすなどして、日中しっかりと疲れをためましょう。
日中の過ごし方と快眠サポートアイテムを活用し、眠れぬ夜を眠れる夜に変えてくださいね。