おうち時間が増えてから自宅で楽しめることを始めてみよう、と思い、一度は試してみたかった「手作りカスピ海ヨーグルト」にチャレンジ! ミルクを足せば何回でも作り続けることができます。今回は、豆乳や第三のミルクで話題のアーモンドミルクでも作れるのか実験してみました!
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手作りヨーグルトで使用したのはフジッコの『手づくり カスピ海ヨーグルト 種菌セット』(2包入り)です。カスピ海ヨーグルトといえば、とろ〜りとした独特のねばりとまろやかな味が特徴。菌は、大腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌(クレモリス菌FC株)が含まれているとリーフレットに記載されています。
私はヨーグルトが好きで毎日食べているのですが、さまざまな種類のヨーグルトがあり、菌の働きもそれぞれ違います。今回のカスピ海ヨーグルトは乳酸菌ですが、ビフィズス菌も有名ですよね。この2つの菌の違いって意外と知らないかもしれません。ということで資料をもとに簡単にご紹介します。
ヨーグルトは乳酸菌のサーモフィラス菌とブルガリア菌を発酵させて作らるそうですが、ビフィズス菌入りのヨーグルトはビフィズス菌も合わせて発酵していて、乳酸菌だけで作ったヨーグルトに比べて、整腸作用が高いことがわかっているそうです。それなら、整腸作用の高いビフィズス菌入りのヨーグルトを選びたくなりますね。今回選んだカスピ海ヨーグルトは乳酸菌でしたが大腸まで届いてくれる菌でした。ヨーグルトの種類によってそれぞれ特徴が異なるんですね。
手作りカスピ海ヨーグルトはキットに入っている作り方通りに行えば、おいしいヨーグルトができます。
まずは通常通りに熱湯殺菌したフタ付きの容器に粉末の菌1包と牛乳(濃いめと書かれた牛乳、約500ml)と混ぜてフタをして、丸一日固まるまで放置したら完成。このときのポイントは、フタをしてから固まるまでゆらさないこと。20度〜30度の場所で発酵させ、だいたい24時間〜72時間で完成。温度によって固まる時間が異なりましたが、翌日にはしっかり固まっていました!
2回目は、できあがったヨーグルトから植え継いで作ってみました。このときの注意点が種ヨーグルトを食べる前にあらかじめとり分けておくこと。容器の底に残ったヨーグルトに牛乳を入れて注ぎ足す方法は雑菌が入りやすいのでNGです。
また、粉末の菌2包目は別の牛乳(約500ml)で作ってみました。1回目作ったときよりは、ヨーグルトの表面に出てくる水分(ホエー)が多めで、しっかりとは固まっていなかったけれど、ヨーグルトはできました。
今回、それぞれ種類の違う牛乳で2回作ってみた感じでは、牛乳の種類やその日の環境によっても仕上がりが違うのかな、と感じました。
次に、できあがったヨーグルトを豆乳で植え継いでみました。夜に仕込んで翌朝には固まっていました。とろみのある豆乳ヨーグルトで、味はそのままの豆乳の味。なめらかでおいしかったです。
続いては、できあがったヨーグルトを濃いアーモンドヨーグルトと通常の砂糖不使用のアーモンドミルクで植え継いでみました。なかなか固まる様子がなかったので、2日間置いてみました。濃いアーモンドミルクはとろとろで味もアーモンドミルクの風味が残っていました。コクがあっておいしかったです。
通常のアーモンドミルクは、ホエーがやや多めに出ていました。酸味が強く、とろみはあるけれどまだ水っぽい感じ。飲むヨーグルトのような印象です。味は酸味が強く出ていたのでアーモンドミルク風味はあまり感じられませんでした。ちなみに同時に別のアーモンドミルクでも試してみたのですが、そちらはさらにホエーの層が厚く出ていました。
湿気が多い雨続きの日に作ったので、部屋の温度は発酵しやすいように20度以上30度未満を意識しましたが、アーモンドミルクの種類やどんな種菌で作るのかによっても仕上がりは異なりそうです。
今回豆乳とアーモンドミルクで試してみましたが、種類でこんなに仕上がりが違うのにはおもしろかったです。豆乳はとてもおいしくできたので、今後も作ってみようと思いましたし、ほかの植物性ミルクではどんな風になるのか、チャレンジしてみたいと思います。
(編集 マチ)
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