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初めて使ったフェムケア用品、その使い心地は? コミュニティメンバーがお試し&素直なレビューを大公開~吸水ショーツetc.編~
多くの女性がふだんから使用している生理用品。女性ならではの健康課題に深く関わるこうしたアイテムが、近年、ずいぶん進化してきました。たとえば、吸水ショーツや月経カップの登場は、生理のときにナプキンやタンポン以外にも使えるアイテムがあるのだという形で、私たちの選択肢の幅を広げてくれました。それによって、今まで不快だった現象が解決されていったことも。とは言え、一般に普及しているとはまだまだ言いがたいこれらのアイテム。そこでファンコミュニティのメンバーに、これらの商品をお試ししてもらうことに。今回は「吸水ショーツetc.」編。もちろん、私たちの体はひとりひとり違います。10人使えば10通りの感想が出てくるはずですので、参考にしていただければ、うれしいです!
Contents 目次
総合的にはコスパよし! 経血の状態が見えないのが難点…?~
月経カップに比べてチャレンジしやすく、さまざまな商品が出ている印象の吸水ショーツ。今回は2メーカー・4種類の吸水ショーツをモニターのみなさんと編集部員で試してみました。
吸水ショーツの快適さにハマりました!
Kさん(40代)
●お試しした商品
エヴァウェアのサニタリーショーツは、ブリーフ、ボーイショーツ、ヒップスター、ビキニと、4種類のデザイン展開があります。
https://integro.jp/collections/evawear?variant=23074043953237
Kさんが使用したのはブリーフタイプです。
「伸びがよくてはきやすかったです。ふだんトランクス型のショーツしかはかないのですが、このタイプはお腹が包み込まれるような安心感がありました。また、生理用ショーツにありがちなカサカサした生地感がなく、蒸れる感じもありませんでした。
生理中は、経血量の少ない2日目の前半まで吸水ショーツを使用。手洗いしている間は使えないので、通常の生理用ショーツと薄めのナプキンも併用しました。
経血量の増える2日目後半から、多い日用のナプキン+生理用ショーツに変更。経血量が落ち着いたタイミングで、再び吸水ショーツを使いました。ナプキンがはずせるのは快適です。生理が終わったあと、もう1着、吸水ショーツを買い足しました。
次の生理のときも最初から吸水ショーツを使用。量が増えたタイミングで、2枚の吸水ショーツを半日ごとに交換しながら、今回は吸水ショーツだけで生理中の期間を乗り切りました。エヴァウェアの吸水ショーツはナプキンを着ける蒸れ感やカサカサした感じがなく快適でしたし、ショーツタイプのお腹を包み込む感じや冷やさない感じも心地よく、足さばきもいいです。ふだんレースのついたデザインを選ばない私ですが、レースの飾りが高級そうに見えるのもポイントが高いです。
ただ、今回使ってみたものは黒無地だったため、経血の状態はわからない(たまに薄い色だったり濃かったりする)し、重さは何となくわかるけれど、経血の量がどの程度なのかが、吸水されてしまい、わからないです。生理の終わるタイミングがつかめず、普通のショーツへのはき替えのタイミングに迷いました。そのあたりが難点かなと思います。
とはいえ、じつは吸水ショーツの快適さにハマり、先日も普通のショーツにしか見えないすごくかわいい吸水ショーツを発見し、購入しました! ゆううつな生理期間ですが、吸水ショーツがあれば心強く、ストレスが軽減されると感じます」
デザインがかわいくて、使いやすい!
Eさん
●お試しした商品
Kさんと同じくエヴァウェアの「タイダイ ボーイショーツ」Mサイズを使ってみたEさん。一見したとき、デザインのよさに目を引かれたそうです。「初めて使ったときは、使いやすく安心感がありました。その後の生理のときも、とても使いやすく、お腹まわりにフィットして気に入っています」と感想を教えてくれました。
「なんでもっと早く使わなかったんだろう!」と感動のはき心地
KMさん(30代)
●使ってみたのはコチラ
Hogaraの吸水型ショーツは、デザインによって4つのタイプに分かれています。
https://hogara.jp/shop/all/all.php?action=search&cat=1
はき込み丈が深めの「フル」、最初の1枚におすすめな定番スタイルの「レギュラー」、浅めの「スリム」、ボクサーパンツ型の「ボクサー」です。KMさんは「フル」サイズを使用しました。
「思っていたよりしっかりとしており、はき込みも深く好印象です。実際使用してみるとなんでもっと早く使わなかったのだろうと思うほどの感動!! はき心地がいいです。1枚では足りないと思い、すぐに追加で購入しました!
生理中は、量が多い日は正直、不安です。たまにかたまりのようなものが出てくるとき、それまでは吸収されないので、少し違和感が残りました。トイレに行き、再度はくときも少し冷たく感じたり、ニオイが気になったりました。量が多い日は、うまくナプキンやタンポンと併用したいと思います。また、睡眠時はほとんどもれてしまうのでずっとショーツ型ナプキンを使用しています。
私の仕事は現場仕事で、まだまだ女性はめずらしい職業柄のため、トイレ問題が深刻です。生理のときは本当にイヤです。仮にトイレに行けたとしても交換したナプキンは持って帰って来たり、バッグを持って行けないので、作業着のポケットにナプキンをひとつだけ入れて仕事したりなど、せざるを得ません。
吸水ショーツはやはり多い日は心配でナプキンと併用していますが、それ以外の日は安心感があります。はいている間、もこもこせず違和感がないですし、ナプキンポーチを持ち歩かなくて済むのも助かります。吸水ショーツは値段が高いと思いましたが、トータルで考えればコスパがいいのではないでしょうか。引き続き使い続けたいと思います!!」
お話をうかがったあとも使い続けているというKMさん、お友だちにオススメしたり、プレゼントしたりもしているそう。使い心地のよさを実感しているようです。
最後に、編集部員がお試しした感想です。
生理用品が必要になった娘もデビュー
FYTTE編集部員M(40代)
●使ってみたのはこちら
「以前から吸水ショーツは使っていました。別のメーカーのナイト用です。
ナプキンを使うよりもデリケートゾーンへの負担も少なく、何より生理中も不快感なく眠れて睡眠の質が上がったのが大きかったです。もっともこれは私がすでに更年期で、量が少な目だからこそ言えるのかも…(吸水ショーツとナプキンを併用せずに、夜を過ごせるので)。
今回は、Hogaraのレギュラータイプの吸水ショーツを使ってみました。私が持っているナイト用の吸水ショーツは布地がすべて化繊なのに対して、Hogaraのショーツはコットン地の比率が高いです。そのためか肌ざわりがやわらかく、温かみを感じ、まずは履き心地のよさにびっくり。
レギュラータイプはお腹の全面が布で覆われていないため、冷えやモレが少し不安だったのですが、コットンの下着は冷えにくいのか、冷えを感じることなく快適に過ごせました。また、生理のスタート時や終わりかけのときなど、量が減る期間に使用する分には、問題なく使えています。
吸水ショーツを使用する場合、1度の生理期間中に結局3枚くらいはショーツが必要だったりするので、フルサイズ2枚、レギュラータイプ1枚など、いくつか違うデザインのショーツをそろえておいて、使い分けるのがよい方法かなと思っているところです。
また、今回の使用期間中、小6の娘に生理用品が必要になりました。せっかくなのでHogaraの吸水ショーツを購入。ヒップと身長でサイズを選ぶので、年齢に関係なく選びやすいんです。ナプキンを使うか、吸水ショーツを使うか、それぞれのメリット・デメリットを説明し、話し合ったうえで本人が吸水ショーツを使うことに決めました。
女性にとってマイナスイメージになりがちな生理のスタートを、せめてフラットなものにできたらよいと思いますし、親子で生理について話し合うきっかけにもなってよかったです。今後、年齢が上がって、量が増えてきたら、吸水ショーツだけでは足りなくなるかも知れませんが、そのときもまた、親子で話し合いながら対策を練っていきたいなと思っています」
さて、吸水ショーツのほかにも、保湿オイルや布ナプキンなど、フェムケアアイテムにはさまざまなものがありますね。次は、こうしたほかのアイテムをお試しした声をお届けします。
使い捨て布ナプキンやフェムケアオイルの使い心地は?
imoanさん(30代)は、もともと使い捨て布ナプキンをときどき使っていたそう。
「使い捨ての布ナプキンは、普通のナプキンや吸水ショーツの上につけたりして使っています。肌への負担が和らぐ感じがとてもいいです。吸水ショーツは、多い日に単体で使うと少し不快な感じがすることもありますが、使い捨ての布ナプキンを併用することで快適に使用できました。
オイルはお風呂上がりに使用しました。ショーツとの摩擦や乾燥しやすい部分を保湿ケアすると、不快感が薄れました。デリケートゾーンのケアは大切だなと感じました」
女性にとって毎月の生理は当たり前のものという意識もあり、苦戦を強いられても相談しづらかったり、何とかやり過ごしたりしているということも多いのではないでしょうか。でも、こうしたアイテムを生活の中でとり入れることで、少しでもガマンが軽減できるといいですよね。
吸水ショーツは、素材、デザイン、価格など、さまざまなものが出ています。また、デリケートゾーンをケする商品も、ずいぶん目にするようになりました。生理とのつき合いを考えるうえで、自分に合ったアイテムの使用も選択肢に入れてみるのはいかがでしょう。