梅雨もそろそろ近づいてきますね。この時期は体に水分をためこんでしまって、体がだるくて重くなるから苦手、という人も多いでしょう。そんなときは旬の豆野菜をとることで、むくみ予防になるんです。薬膳の考え方をとり入れて、すっきりボディを目指しましょう。
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あなたは梅雨が苦手? 体質チェック
空気もさわやかなゴールデンウィークが終わると、南のほうから聞こえてくるのが梅雨入りの声。憂鬱に感じる方も多いと思いますが、じめじめとした季節は、四季のある日本の特徴のひとつです。女性の中には、梅雨の時季が苦手な人とそうでない人がいるよう。あなたはどちらなのか。まずは次のチェックテストをやってみてください。
- 夏より冬が苦手
- 足がむくみやすい
- 甘いものが好き。よく食べる
- どちらかというと冷え性だ
- お腹を壊しやすい
- 運動不足である
- 体形はぽっちゃりタイプだ
- 疲れやすいと感じる
いかがでしたか? 上のテストで3つ以上に該当した方は、梅雨時が苦手なタイプです。
東洋医学では、季節の変化とともに体も変化すると考えます。梅雨どきの特徴は「湿」。湿気は水分を含む冷たい邪気なので、体に侵入すると下へ下へと停滞し、末端やお腹を冷やしてしまいます。日ごろから冷え性の人や、水分をため込みやすい体質の人は、冷たい湿気に弱く、雨が降ったり湿度が高かったりするととたんに体調を崩してしまうのです。
「だるい」「体が重い」「冷える」「むくむ」といったお悩みは、余分な湿気が体に侵入した結果起こるもの。こうした傾向が続くと、体は過剰な水分をどんどんため込み、太りやすい体質になってしまうから要注意です。そこで、役立つのが薬膳の知恵です。
梅雨時が旬の豆類には利尿作用がある
この時季におすすめの薬膳食材は、枝豆とそら豆。枝豆、そら豆には、水の停滞を取り除き尿の出をスムーズにする効果があるとされています。これらを毎日食べれば、体にたまった水分を取り除く助けになるため、むくみ、消化不良といった湿気による不調を和らげることが期待できます。
ただゆでて食べるだけでもOKですが、もし余裕があるなら体内の巡りを促す食材と組み合わせてみてください。まずおすすめなのが、ねぎ、紫蘇、パクチー、みょうがなどの薬味食材。これらの食材は、発汗を促し、汗によって水分を発散させてくれます。もうひとつおすすめなのが、こしょう、唐辛子、フェンネル、山椒などのスパイス食材。ピリリと辛いスパイスは、湿気によって冷えたお腹を温めてくれ、水分が停滞しやすい体を内側からケアすることができます。
これからおいしくなる枝豆やそら豆は、湿気の季節のお助け食材。同じ作用は、小豆や黒豆などのお豆にも期待できるので、黒豆茶、小豆茶で余分な水の排泄を高めるのもよいでしょう。これからスタートする湿気の季節に向け、ぜひ、お豆のパワーを取り入れてください。
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