栄養豊富で、ダイエットに効果的な成分も含まれるきのこ。ダイエッターにとっては、積極的にとり入れたい食材のひとつです。そこで、東京農業大学で地域環境科学部の教授を務める江口文陽先生に、きのこの栄養を最大限に活かす調理法を教えていただきました。レシピもご紹介しますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
Contents 目次
覚えておきたい4つのポイント
さっそく、江口先生がおすすめする、きのこの調理法を見ていきましょう!
<その1>鮮度は「かさ」を見てチェック
一般的に、「かさ」がキュッと締まって軸にハリがあり、変色やぬれた感じがない、乾いているものが新鮮。また、国産品で生産地と消費地が近いもののほうが、収穫後の時間が短い=新鮮と考えられます。
<その2>きのこは水洗いしなくてOK!
きのこは水で洗うと有効成分が損なわれやすいので、汚れがついていたら、ぬれタオルや指ではらうようにしましょう。根元のかたい部分は石づきといい、切り落としたりそいだりして除きます。
<その3>加熱はサッと、短時間で
きのこはサッと素早く加熱したほうが有効成分をとりやすく、香りや歯ごたえも残ります。加熱の際は肉や野菜など、火が通りにくいものを先に加熱し、きのこは後から加えるのがおすすめ。
<その4>油を使うときは少なめが◎
きのこは油を吸収しやすいので、炒めものは足りなく感じるくらいの少ない油で行うと脂質過多になりません。ふたをして蒸し焼きにしたり、ノンオイルで炒めて仕上げに油を少々たらす方法もよいでしょう。
さらに効果をアップさせる方法とは?
江口先生には、さらにきのこの効果を上げる食べ方について、Q&A形式でお答えいただきました。
Q:1日1種類食べていればOK?
A:数種類を食べた方が栄養をとりやすい!
きのこ同士でいっしょに食べてはいけないものはありません。何種類か合わせて食べれば、さまざまな栄養をとりやすくなり、うまみも増します。
Q:きのこをおいしく保存する方法は?
A:袋から出して新聞紙で包むのがおすすめ
買ってきたときのパックに入れたままにすると傷みやすいので、パックから出して新聞紙で包み、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存を。新聞紙が蒸発する水分をうまく吸収してくれます。
Q:きのこは冷凍できる?
A:切って冷凍しておくと便利!
凍らせるときのこの中の水分が膨張して細胞が壊れやすくなり、成分が出てきやすく、吸収されやすくなります。水分を飛ばす程度に乾燥させ、密閉できる保存袋に入れて冷凍を。
Q:1日にどのくらい食べればいいの?
A:毎日25~100g食べると効果的
生のきのこの状態で25~100gを毎日食べるようにすると、ダイエットや健康効果を期待できます。急に大量に食べると下痢をすることがあるので、少しずつ量を増やしていくといいでしょう。
<引用したのはこちらの記事!>
おいしさも栄養もUP!きのこ調理のキホン
ここからは、日々の生活に役立つレシピをご紹介!
ヘルシーなきのこレシピを、さっそくチェックしてみましょう。