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疲れやすい、いつもだるい…「やる気が出ない」更年期不調におすすめのゆる薬膳レシピ

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疲れやすい、いつもだるい…「やる気が出ない」更年期不調におすすめのゆる薬膳レシピ

40代に入ってだるさや疲れ、不安感や冷え&のぼせなど、さまざまな更年期症状が出現!思い当たる人は日々の食事に「薬膳」をとり入れてみませんか? 更年期の症状は、その人の持つ体質=タイプによって症状の出方や食べるべき食材が異なります。「やる気が出ない」「常にだるい」というタイプの人は、食べものの消化・吸収を司る「脾」がウィークポイントの可能性が。薬膳料理研究家の池田陽子さんが教える脾をきたえる薬膳で、心と体の活力をとり戻しましょう!

監修 : 池田 陽子 (薬膳アテンダント)

広告代理店を経て出版社で女性誌を手がけたのち、国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)に入学、国際中医薬膳師資格取得。ふだんの暮らしの中で手軽にとり入れられる「ゆる薬膳。」の提案を、執筆やセミナーなどを通して行う。『ゆる薬膳。』(日本文芸社)など著書多数。

Contents 目次

「やる気が出ないタイプ」はどんな人?


「やる気が出ないタイプ」は、だるさや疲れやすさがつきまとい、家事も仕事もおっくう、何をするにも「よっこらせ」と声かけが必要です。

「これらは、五臓の中で食べものの消化・吸収を担う『脾(ひ)』が弱い人に出やすい症状。
脾は食物からとり込んだエネルギーを『気(き)』に変えて全身に送る働きがあるため、脾の機能が低下していると体はエネルギー不足に陥ってしまうのです。
エネルギーとは単に物理的なものを指すのではなく、東洋医学では『気』として目に見えないものも含みます。
気は気力や元気といった言葉からもわかるように、生命力の要。脾が弱く気の流れが心もとない人は、免疫力も低く体調不良を招きがちです」(池田先生)

脾が弱い人に特徴的なのは、食後に眠くなってしまうこと。
「睡眠時間は足りているはずなのに、どうしても食後の眠気がガマンできないという人はまずこのタイプと思っていいでしょう」

脾は水分代謝も担うため、脾が弱い人はむくみやすいという傾向も。
「よぶんな水分を排出しづらい体質のため、水分のとり過ぎは避けるようにしましょう。
脾は湿気に弱いという特徴もあるので、雨の日や梅雨時期など湿度が高い時期は調子が下がりがち。天気の悪いときは特に注意が必要です。
また老廃物の排出もスムーズでないため、疲れがたまりやすい。仕事などでもがんばりすぎず、自分をいたわりながら過ごせるといいですね」

気をチャージする「豆、いも、きのこ」


脾にエネルギーをチャージし、その働きを助ける食材は3種類。「豆類」「いも類」「きのこ類」です。

「豆類では、女性の味方である大豆、胃を強くして利尿作用もある枝豆気を巡らせる作用の高いグリーンピースなどもOK。
いも類は、さつまいもは古くから『最高の長寿食材』とも言われ、脾を強くして疲労回復を助けます
また滋養強壮やデトックスには里いももおすすめです。
きのこ類は、まいたけが気を補うパワーが強いとされる食材。しいたけも滋養強壮、消化不良改善に役立ちます
これら3種類の食材は、できる限り毎日食べるのがベスト

「身近でおなじみの食材なのでよく食べている印象を持つかもしれませんが、実際に食べた内容を振り返ってみると、毎日3種類をコンプリートするのは意外と難しいことに気がづくはず。
1日3食のどこかでどれかが必ず登場するように、食事を見直してみるといいですね」

消化の力が弱めなので、脂っこいものや甘いものには要注意
「すべてダメではありませんが、量を調節したり毎日は避けるなど工夫してみて」

「腎トレ」+「脾を強める」おすすめレシピ

じゃがいもとしめじのアンチョビ風味


脾を強くするじゃがいもとしめじを、腎を養生する働きがあるアンチョビ(いわし)で味つけ。
美肌と脳の働きを助ける食材のくるみをトッピングして、お酒のつまみにもおかずにもなる、最強アンチエイジングソテーのできあがり。

【材料】(2人分)
じゃがいも(ピーラーでスライスし、水にさらす)…2個分
しめじ(根元を落としてほぐす)…1/2パック
スライスベーコン(細切り)…2枚
アンチョビ(細かく刻む)…1尾
くるみ(粗く刻む)…大さじ3
にんにくのすり下ろし…少々
<A>
オリーブオイル、白ワイン…各大さじ1
塩、こしょう…適量

【作り方】
(1)耐熱皿にじゃがいも、しめじ、ベーコン、アンチョビ、くるみ、にんにく、<A>を入れて混ぜ合わせる。
(2)(1)にラップをふんわりとかけて600Wのレンジで4分間加熱する。
(3)塩、こしょうで味を調え、上にくるみを散らす。

うずらの卵とブロッコリー、ミックスビーンズのサラダ


ミックスビーンズは、脾を強くする豆類が数種類入った便利な食材。
うずらの卵とブロッコリーは、ともに腎をはじめとした五臓すべてに効くスーパー食材。
これらのかけ合わせで、食べるほどに若返るパワーサラダの完成!

【材料】(2人分)
うずらの卵水煮…2缶(45g)
ブロッコリー(小房にわける)…1/2個
ミックスビーンズ…50g
<A>
オリーブオイル・酢・レモン汁…各大さじ1
にんにくのすりおろし…1かけ分
カレー粉…少々
塩・こしょう…適量

【作り方】
(1)ブロッコリーは塩(分量外)を入れた熱湯でゆでる。
(2)ボウルに(1)、うずらの卵、ミックスビーンズ、混ぜ合わせた<A>を入れて和える。

居酒屋のおつまみやメニューには、脾にいい食材を使ったものが多数。ゆでそら豆、枝豆、きのこ類の天ぷらやソテー、じゃがバターなどを選んでみて。
コンビニのおかずでもこれらに近いものや、なめこのみそ汁やきのこのパスタなど選べるものがたくさんあります。

撮影/安井真喜子 取材・文/遊佐信子 スタイリング/井口美穂

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