お出かけ後の翌日、「なんだか疲れが抜けない…」と感じることはありませんか? 以前はひと晩寝れば回復していたのに、30代〜40代になってだるさや重さが残る、そんな変化に戸惑う人も少なくないかもしれません。じつはその原因、単なる体力低下ではない可能性が。本記事では、疲れが抜けにくくなる理由を解説し、忙しい日常でもムリなくとり入れられる回復ケアをご紹介します。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
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お出かけ後の翌日がだるいのは年齢のせいではない!

「体が疲れやすくなったのは年齢のせい」と感じがちですが、実際には“体の回復のしくみ”が変化していることが大きな理由だと考えられます。私たちの体は自律神経によって活動と休息のバランスが保たれており、日中は活動モード(交感神経)、夜は回復モード(副交感神経)に切りかわることで疲労回復が進みます。しかし、ストレスや生活リズムの乱れ、ホルモンバランスの乱れなどにより、この切りかえがうまくいかないと、回復が遅れやすくなる可能性があるのです。
疲れ対策は、「特別なこと」より「こまめに」対処
疲れが抜けにくいと感じても、忙しい日々が続くと毎回しっかりと休息をとるのは難しいかもしれません。だからこそ、重要なのは「長く休む」ことではなく、「翌朝に数分で立て直す」ための習慣です。
そこで、キーワードになるのが「自律神経を整えること」と「血行促進」です。
自律神経が整うと血流が改善され、老廃物の排出もスムーズになりやすいといわれています。逆に、長時間同じ姿勢や緊張状態が続くと血流が滞り、疲労物質がたまりやすくなります。
つまり、「疲れたらまとめて休む」よりも、「疲れをためない習慣」が重要なのです。
忙しくてもできる、お出かけ疲れの対処法

ここからは習慣化したい「お出かけ疲れへの対処法」をお伝えします。
移動や家事の合間にストレッチ
座りっぱなしや立ちっぱなしの時間が長いと、筋肉がこりかたまって血流が滞り、疲れやすくなります。肩回しや背伸び、ふくらはぎ伸ばしなど、30秒~1分の軽いストレッチを定期的に行いましょう。筋肉をほぐすことで血流が促され、疲労物質の排出がスムーズになりますよ。
夜はぬるめのお風呂や温めケア
疲れを感じた日の入浴はシャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯に浸かるのがおすすめです。38~40℃程度のお湯に浸かることで副交感神経が優位になり血行が促進され、疲労回復効果が期待できます。時間がない日は、首やお腹、目もとなどを温めるだけでもOKです。
寝る前は「情報を減らす時間」を作る
寝る直前までスマホを見ていると、脳が興奮状態のままになり、回復モードに切りかわりにくくなります。自律神経を整えるためには、寝る前の1時間は「情報を減らす時間」として、スマホはできるだけ見ないようにしましょう。
また、照明を少し暗くする、深呼吸をする、軽くストレッチをするなど、体をリラックスさせるための習慣も意識してみてください。睡眠の質が上がることで疲労回復の効率も高まり、翌朝のだるさ軽減につながりますよ。
忙しい毎日に寄り添う、漢方薬という整え方
疲労回復には漢方薬の服用もおすすめです。自分の体質に合わせて選ぶことで、心と体の不調に根本からアプローチできるので、疲れにくい体作りの手助けにもなるでしょう。
<疲労回復におすすめの漢方薬>
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸の機能をよくして体力を回復し、肉体的な疲れや無気力、倦怠感などを改善する効果が期待できる漢方薬です。食欲がなく、疲れやすい人におすすめです。
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):胃腸の働きを高めて、気力を補うとともに血流をよくし、体力低下、疲労、倦怠感を改善する漢方薬です。貧血ぎみで疲れやすい人におすすめです。
漢方薬は、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
疲れをためない「回復じょうずな習慣」へ
疲れが抜けにくいのは体力の問題ではなく、回復力や巡りの変化によるもの。だからこそ特別なことよりも、日常の中でこまめに整えることが大切です。小さなケアを積み重ねることで、ムリなく疲れにくい体へと変わっていくでしょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。



