春から夏にかけて、とくに女性が気になる問題と言えば「紫外線」。肌のためを考えて、日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子、サングラスといった日焼け防止グッズをとり入れている人がほとんどではないでしょうか。ですが、そこには意外な落とし穴があるようです。雪国まいたけ主催のプレスセミナーにて、女子栄養大学 栄養生理学研究室 上西一弘先生のお話をもとにご紹介します。
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紫外線ケアの時季こそ「ビタミンD」をとりたい理由
ついつい、日焼けなどを気にして過剰なまで紫外線対策を行ってしまいますが、私たちの体は日光を浴びることでビタミンDを生成しています。
ビタミンDは、
・カルシウムと合わせることで骨の健康をサポートする
・体内に侵入してきた細菌やウイルスを撃退する免疫の働きをサポート
(カゼやインフルエンザなど感染症にかかりにくい体づくり)
・アレルギーや花粉症の改善効果が期待できる
・動脈硬化、血管の石灰化を抑制する
・血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌量を増加する
といった働きをもちます。
ですが、日光から1日に必要なビタミンDを摂取するには、手のひらを10分程度太陽にかざす必要があると上西先生。雨の多い季節では天候にも左右されますし、日中職場からでるタイミングがなかなかないオフィスワーカーにとっては現実的な方法とは言いきれません…。
より簡単に、よりコンスタントにビタミンDをとるには「まいたけ」
そこでオススメなのが、食材からビタミンDを摂取すること。
ビタミンDを摂取できる食材は、魚類かキノコ類。魚類では、鮭(25.6µg/80g)と、サンマ(14.9µg/正味100g)が多く、きのこ類だとまいたけ(4.9µg/100g)がトップクラスです。
その中でも、とくにオススメなのがまいたけ。まいたけは、あらゆる食材、和洋中さまざまな料理と相性がいいため日常的にとり入れやすい食材です。さらに、ビタミンDの1日の摂取目安量は、18歳以上の男女で5.5µg以上と定められているので、まいたけ100g(1パック)で1日に必要なビタミンDの90%を摂取することができるのです。
「でも、まいたけってどんな食べ方があったかしら…」そんなみなさんのために、今回は女子栄養大学監修の、いつもの料理にまいたけを使った料理「まい足し」レシピをご紹介します!