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CATEGORY : ヘルスケア |女性ホルモン

生理前の「PMS」症状はタイプ別で解消!3つのタイプを早速チェック

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ソファの上でお腹を押さえている女性

生理前になると、むくんでダイエットがうまくいかなくなる。肌がオイリーになって吹き出ものが出る、イライラする......。このような不調に悩んでいる人もいるのではないでしょうか? 女性の体のしくみ、自分のPMSパターンを知ると、生理前も快適に過ごせるようになるのだそう。婦人科医の松村圭子先生(成城松村クリニック院長)にPMS(月経前症候群)について教えていただきます。

監修 : 松村 圭子 (婦人科医)

婦人科医。成城松村クリニック院長。日本産科婦人科学会専門医。元大妻女子短期大学非常勤講師。広島大学附属病院などの勤務を経て、2010年、成城松村クリニック開院。西洋医学のほか、漢方薬、サプリメント、プラセンタ療法などを治療に取り入れている。雑誌、Web、テレビなどメディアを通して、女性ホルモン、生理、更年期などについてわかりやすく解説。また、健康食コーディネーター、生涯学習インストラクター、女子栄養大学食生活指導士、食生活アドバイザー2級の資格を取得し、食事面の実践的なアドバイスも行う。著書『女30代からのなんだかわからない不調を治す本』(東京書店)、『女性ホルモンを整えるキレイごはん』(青春出版社)など。

Contents 目次

排卵後、女性ホルモンは妊娠を維持するために働く

散らかっている部屋で女性が頭を抱えている

こんにちは。婦人科医の松村圭子です。
生理前の体や心の変化には、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の急激な変化が関係しています。

生理後に分泌量が増えるのがエストロゲンという女性ホルモン。「美のホルモン」ともいわれ、肌の新陳代謝をよくしたり、女性らしい体をつくったりする働きがあります。
そして、排卵後はプロゲステロンというホルモンが増えます。これは、「母のホルモン」といわれ、妊娠に向けて準備をし、赤ちゃんを守るために働きます。

生理前はむくんだり、食欲が増えたりして、ダイエットをしていても体重が減りにくくなるのではないでしょうか。これは、プロゲステロンの分泌量が増え、妊娠した場合に「赤ちゃんを守る」ため、体が水分や栄養をため込もうとするからです。
また、皮脂の分泌が増えるのも肌を守るためだとも捉えられます。眠くなるのも、ムリをせず、ゆっくり体を休ませてね」という体からメッセージなのです。

このように、女性の体に備わっている「妊娠の準備をして赤ちゃんを守る」ための機能が、生理前の体の変化に関わっていることがわかると、PMSに対する捉え方が前向きなものに変わりませんか?

体の変化の日記帳をつけると自分の不調パターンがわかる

月経周期のグラフ

生理前の不調に振り回されないためには、自分のPMSの「マイパターン」を知ることが第一歩です。
まずは生理が何日周期でくるのかを知り、自分の体の日記帳のように「PMSメモリー」をつけてみるのがおすすめです。基礎体温をつけてグラフにし、日々の体・心・肌の状態を書きます。

基礎体温というと、妊娠するために測るものと思われがちですが、自分のホルモンバランスの変化を知るのにとても役立ちます。
生理前にいつごろから不調が出はじめるのか、どう過ごせば体と心がラクになって快適に過ごせるのか、自分に合った体と心のメンテナンスができるようになるんですね。

 

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