イベントが多くなる年末年始。普段は外食をしないという人も忘年会や新年会など、外で食事を楽しむ機会が増えるのではないでしょうか。今回は、塩分の過剰摂取が引き起こすリスクや、改善方法についてご紹介します!
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「食事」についての意識調査
塩分の高いメニューって、どうしてあんなにおいしいのでしょう? 体に悪いとわかっていても、なかなかやめられないですよね。
厚生労働省が推奨する塩分の1日の摂取量は、男性が8.0g 未満、女性が7.0g 未満です。しかし実際は、男性10.8g、女性9.1gと男女ともに推奨量を上まわっています。また、世界保健機関では、成人1日あたりの塩分の摂取量5g 以下を推奨していて、日本人は世界基準の約2倍も塩分を取っていることが問題となっています。
原因は、ライフスタイルの多様化にともない、食生活も大幅に変化したこと。また、栄養バランスのセルフコントロールが難しくなってしまう外食や中食の機会が増えていることなどがあげられます。
キューサイが30代~60代の男女824名に行った、「食事」についての意識調査によると、「平日に外食または中食をする頻度」をたずねたところ、最も頻度が高いのは30代男性で95.1%でした。また、60代女性以外は平日に外食または中食をする割合が7割を上まわり、日ごろから外食または中食をする人が多い様子がうかがえます。
「好きな“おつまみ”ランキング」については、1位:刺身、2位:からあげ、3位:枝豆となりました。いずれもお酒の席では欠かせない一品ですよね。年末年始は飲み会や宴会が多いシーズンです。「お酒を飲みながら、気づかないうちについ手が伸びてしまう…」なんてことも。隠れ塩分にはじゅうぶん注意しましょう!
また、「普段、塩分を取りすぎていると感じますか?」という質問に対して、「取りすぎていると感じる」と回答した人は54.9%という結果に。特に30代男性と30代女性は同率で65.0%と最も多く、ほかの世代に比べて、塩分を取りすぎていると感じていることがわかりました。
ライフスタイルの変化や、女性の社会進出などによって食生活も変化しています。それによって、塩分量を自分ではコントロールできない場面が増えていることが、このような結果の原因なのかもしれません。