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塩分の過剰摂取がまねくリスクと対策
塩分をとりすぎた時のリスクとしてよく知られているのが、「高血圧」。しかし、そのほかにも「がん」や「骨粗しょう症」などの原因となることがわかっています。
ではどのようにして塩分対策を行えばいいのでしょう?
熊本大学大学院の藤原章雄先生によると、
「塩分の調整方法は、一般的には“減塩”がメジャーですが、取りすぎた塩分を“流す”といった方法もあります。主に「カリウム」と「アルギン酸塩」を取ることにより、塩分を体の外に排出することができますが、腎臓の機能が低下している人がカリウムを過剰摂取すると腎臓に負担をかけてしまうことがあります。
「アルギン酸」は、海藻のねばねば成分であり、特に「ジャイアントケルプ」という巨大な海藻に多く含まれております。ジャイアントケルプ由来のものは塩と結びつきやすいのが特徴です。ジャイアントケルプは食材として流通していません。そのため、効率的に摂取するためにはサプリメントなどの活用も有効ですね」とのこと。
健康的な生活を送るためには、年齢を問わず、早めの塩分対策が大切です。これからくる年末年始、塩分の過剰摂取に注意しましょう。
文/FYTTE編集部