ホルモンバランスが乱れ、生理不順などの不調に悩む30代・40代の女性は多いもの。実は骨盤が女性ホルモンと深くつながっているって知っていましたか? 骨盤を動かすと女性ホルモンがアップするんです! からだクリエイト きらくかん 代表 奥谷まゆみ先生にホルモンバランスが乱れる原因と骨盤エクササイズを教わりました。
Contents 目次
現代人はホルモンバランスも乱れやすい? 骨盤と女性ホルモンの関係
ホルモンバランスが乱れる原因と、骨盤と女性ホルモンの関係について奥谷先生の話によると、
「ストレスや加齢によるものだけでなく、日常生活のなかで骨盤を動かさなくなっていることもホルモンバランスの乱れの原因です。家電の発達や、エスカレーター・エレベーターを使う生活のなかで、骨盤を動かす機会が減っています。骨盤の動きが悪くなると体が緊張し、自律神経のバランスが乱れます。自律神経と女性ホルモンは深いつながりがあって、自律神経のバランスがくずれると、ホルモンのバランスも悪くなってしまうんです。骨盤を動かすと骨盤内の血行がよくなります。骨盤内は大切な生殖器が入っているところなので、生殖器の血行もUP。すると生殖器の働きが活性化され、女性ホルモンのUPにつながっていくのです」(奥谷先生)
さらに、自分のことだけでなくまわりの幸せを思うことも、女性ホルモンを活性化させるには大切なことだそう。
「骨盤の動きは心の動きにも影響していて、生殖器も精神的なものとかかわりが深いもの。自己中心的な人の生殖器は本当に未熟。まわりの幸せを願ったり、感謝の心のある人ほど生殖器も成熟します」(奥谷先生)
骨盤を整えながら女を磨く奥谷式3ステップ骨盤エクサ
では、骨盤の動きをよくするストレッチ&エクササイズを紹介します。
ステップ1:股関節をほぐすストレッチ
股関節パタパタ
- 力を抜いてリラックス
リラックスした状態で床に座り、片方の足を伸ばして足の力を抜き、つま先を左右にふります。自然に足全体が動いていればOK。一日の疲れをほぐすつもりで、できるだけ脱力してダラダラ行うのがポイント。左右それぞれ30秒おこなって。
こんなときにオススメ!
TVをみているときに/一日の疲れを癒す夜に
ステップ2:骨盤を動きやすくするエクササイズ
開脚リーリー
- かかと重心で立ちます
足を肩幅の1.5倍くらいに開きます。つま先は正面に向け、イスかテーブルに両手をかけ、かかとに重心を乗せたまままっすぐ立ちます。 - ひざを曲げます
ゆっくりひざを曲げながら、おしりを後ろに引いていきます。このときもかかとから重心が動かないようにするのがポイント。顔は正面を向けたまま。 - おしりを後ろに引きます
おしりを思いきり後ろに突き上げるようにします。太ももの後ろと骨盤底筋が気持ちよく伸びるのを感じて。腰に不安のある人は頭を下げてもOK。1~3を10回×2セット。
※腰が痛い人はおなかに力が入っていません。腹筋も使ってやってみましょう。
こんなときにオススメ!
歩いていない日に/疲労感のない日に
ステップ3:骨盤底筋を伸ばしてホルモンUPエクササイズ
坐骨オープン
- 両手両足をつく姿勢に
両手と両足を床につき、手は肩幅と同じくらいに、足は腰幅の1.5倍程度に開きます。足を大きく開くことで、骨盤底筋が伸びやすくなります。 - おしりを押し出すように引く
1の姿勢から、腰を反らせながらおしりをななめ上に突き出します。おしりは後ろに引けるところまで引きましょう。股関節が深く曲がるまで押し出すのがコツ。 - 腰を丸め背中をゆるめます
後ろに引いたおしりを元に戻しながら、今度はゆっくり背中を丸めてアーチ状にしていきます。頭はおへそをのぞき込むようにしましょう。1~3を10回×2セット。
こんなときにオススメ!
生理前~生理中に
「今回紹介した奥谷式・骨盤エクササイズは、股関節をほぐしてから、骨盤底筋を伸ばしていくなど段階を追っていくので、骨盤の動きが悪い人や運動が苦手な人でも簡単にできるのが特徴。続けると骨盤内の血行がよくなり、生殖器の働きも活性化するなどいいことずくめ。女性の幸せのためにも骨盤メンテは必要です!」(奥谷先生)
いかがでしたか? 骨盤と生殖器、女性ホルモンの深いつながりが分かりましたね。まわりの幸せを思える心の余裕も、女性ホルモンの活性化には大切な要素です。心と体を健康的に動かして、ホルモンバランスを整えましょう!
撮影/森崎一寿美(ピーピーアイ) ヘア&メイク/坂部めぐみ(メーキャップルーム)
モデル/米持愛梨 文/FYTTE編集部
衣装/ボーダーTシャツ¥4000、黒レギンス¥6200、タンクトップ¥3800、ブラトップ¥4200、、アロハ柄レギンス¥6200/Hurley(☎03-5412-1781)