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CATEGORY : ヘルスケア |風邪予防

風邪・インフルエンザに花粉症予防まで! バリア機能を高める「卵」のパワー

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卵の黄身と白みと卵の殻

風邪やインフルエンザ、花粉症など外から入っている病気を食い止めるために東洋医学で大切にするのが「肺」。乾燥がひどいこの時期、バリア機能の低下が著しいときに、薬膳的におすすめなのが、じつは「卵」だそう。国際薬膳師の岡尾知子さんによれば、完全栄養食と言われる卵は東洋医学でも五臓すべてに働きかけるカンペキな食材と言われています。

監修 : 岡尾 知子 (国際薬膳師)

鍼灸師。国際薬膳師。国際中医師。美容・健康ライターとして長年、出版の世界で仕事をする中、東洋医学に関心をもつ。40代から漢方、薬膳、中医学の勉強を始め、「ロータス薬膳教室」を主宰。雑誌、Web、ラジオなどを通じ薬膳や東洋医学関係の健康情報を発信する。2020年3月 鍼灸師国家試験に合格。

Contents 目次

バリア機能が十分であるかどうかで風邪のひきやすさも変わる

乾燥して水を飲む女性

1月もあっという間に過ぎ、もうすぐ2月。「節分」「立春」が訪れ、暦の上では春となります。でも、この時期は一年の中で寒さが最も厳しい時期。今年はインフルエンザも大流行の模様で、皆さまの周りにも風邪やインフルエンザでダウンしている人が多いのではないでしょうか。この時期は特に、体調管理を万全に行いたいですね。

風邪やインフルエンザなど、外から入ってくる病気の原因にことを、東洋医学では「外邪」と呼びます。私たちの周りには、じつは眼に見えない外邪がいっぱい! それでも健康でいられるのは、外邪の侵入を食い止める防御パワーやバリア機能が備わっているからにほかなりません。同じ状況で生活しているのに、風邪をひきやすい人とひきにくい人がいるのは、その人がもつバリア機能が十分であるか否かにかかっています。

そのバリア機能を司るのは何なのか。それは、五臓の「肺」です。東洋医学でいう「肺」は、内臓の肺だけでなく、気管支や鼻・咽喉の粘膜なども含みます。「肺」は乾燥に弱く、しっとり潤った状態を好む臓器なので、秋や冬など湿度が低くなる季節には、どうしてもバリア機能が低下しやすくなるのです。特に、この冬は降水量が非常に少なく、全国的に乾燥がひどくなっています。これでは体を病気から守るのも大変! さらに、皮膚や鼻も乾いてデリケートになるので、春先の肌荒れや花粉症を悪化させるおそれも出てくるでしょう。

卵は薬膳的にも「完全栄養食」

卵料理いろいろ

この時期のバリア機能強化に役立つ食材は何か。最も頼りになるのが「卵」です。良質なたんぱく質を含み、ビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養素を含む卵は、よく「完全栄養食」と呼ばれます。中医学に基づく薬膳でも、卵はマルチにパワーを発揮してくれるスーパーフード。その理由は、「肺・心・脾・肝・腎」と、五臓のすべてに働きかけ、元気をつけてくれる点にあります。

薬膳的には、卵は潤いを与え、乾燥を防いでくれる食材に分類され、特に呼吸器の乾燥に有効です。空気の乾燥で口が乾く、空咳が出る、声がかすれるというときには特に意識してとるようにするとよいでしょう。卵には、気持ちを安定させてくれる作用もあるので、眠りの質が高まることでさらに免疫力アップが期待できるかもしれません。

いろいろな食材と相性のいい食材なので、組み合わせる食材にも工夫してみてください。更年期でほてりやすいなら、熱を着かせてくれる牡蠣やホタテ貝などの貝類と組み合わせが◎。ボディや顔のかさつきが気になるなら、潤いを与える性質のある豚肉や乳製品と合わせるのがよいでしょう。

ほたて&卵の具だくさんココット

ほたて&卵の具だくさんココット

材料(2人分)
ほたて(生)2~3個
にんじん小1/2本
アスパラガス2本
ベーコン1枚
塩少々
サラダ油小さじ1/2
卵2個

作り方
1 ほたては2等分に、にんじんは皮をむいて薄いいちょう切りに、アスパラは3~4cmの長さに切る。ベーコンは5mm幅に切る。
2 にんじん、アスパラは塩ゆでにする。
3 フライパンに油をしき、(1)のベーコンとほたて、(2)を炒める。
4 ココット容器(耐熱容器)に(3)を入れ、卵を割り落して小さじ1(分量外)の水を入れてオーブントースターで8~10分焼く。
196kcal(1人分)

いつも身近にあり、ゆでたり、焼いたり、スープに入れたりとさまざまな食べ方ができる卵。そのマルチパワーを見直して、体調を崩しやすいこの時期を元気に乗り切ってください。

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