令和元年もあと2日。みなさん、今年はどのような1年でしたか? 私はというと、四十肩になったのをきっかけに、自分の体と向き合うことになった1年でした。「疲れをため過ぎない体」を目指し、マッサージやストレッチ、冷え対策などをあれこれ試してきました。その成果はというと…。
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うわさには聞いていたけれど、なってみると本当につらい四十肩。ちょうど昨年の今ごろ、四十肩と診断され、左肩と腕の痛みで洋服の袖を通すのもやっとという生活でした。
ときどき左首から左腕にかけてつるような違和感があったのですが、生活に支障がなかったので、あまり気にしていませんでした。それがある日を境に痛みが治まらない状態に。不安になってクリニックを受診したところ、四十肩との診断! 症状は個人差が大きく、数か月で治る人もいれば、何年もかかる人もいるそうです。
「まだ40代じゃな~い!」という心の叫びとは裏腹に、寒い冬に向かって痛みは増すばかり。肩の可動域が狭まり、痛くて洋服を着るのもひと苦労。寝るときは肩や腕の向きを気にしないと激痛が走るといった具合で、まさにQOLが損なわれるとはこのことか!と実感しました。
それまでは、これといったセルフケアをせず、体が疲れてしんどくなったらマッサージサロンに行って、また疲れたら行くというくり返しでしたから、一時的にラクになってもすぐに元に戻ってしまう悪循環だったのだと思います。
この件をきっかけに、日ごろの運動不足を反省。一念発起して、肩や腰の深いこり、悪い姿勢、疲れをためやすい生活習慣などを見直すことにしました。
とはいえ、急に体を動かすのは自信がなく…。とにかくこのこりかたまった体をほぐしたいと思い、まずは“他力本願”で!ということで、あちこちの整体やサロンなどを試して、個人的にいちばんよかった鍼灸もできるマッサージサロンに集中して通うことに。肩まわりはもちろんのこと、こりが深いところや血行が悪くなりやすいところなど全身の状態に合わせてほぐしていきました。
そのおかげか、春になると痛みが少し和らぎ、できる動作が増えてきました。そのころから徐々に自宅でもストレッチやセルフマッサージをするようにしました。マッサージオイルやカッサプレート、マッサージローラーなどのグッズを駆使して、こりやむくみ、疲れがひどいところをケア。さらに、かたくて伸ばせない股関節や足指、アキレス腱などのストレッチも加えることに。ストイックにやるのではなく、ゆる~い感じでやったらけっこう継続できて、しかもリフレッシュ度が格段にアップしました!
また、私は血流が悪い体質なので、湯船にしっかりつかることも意識。そうこうしている間にマッサージサロンに通う回数を少しずつ減らせるようになり、期間が空いてもしんどくなりにくくなりました。ずいぶん体が軽くなった気がします。
冬になるころには、サロンの担当の方にも「体がほぐれやすくなりましたね」といわれるようになり、気がつけば四十肩の痛みや違和感もなくなっていました。(やった~!)
この調子でサロンに依存しなくてもセルフケアで“自立”できるようにと、最近は冷え・こり対策として「セルフお灸」をプラス。火を使わず煙が出ないタイプは、いつでもどこでも使えるのが便利です。ツボに貼ったまま服を着て過ごせますが、熱さの感度は人それぞれなので、私の場合は5~10分くらい貼って熱く感じたらとるようにしています(温熱効果は約3時間持続しますが、貼り過ぎると低温やけどになってしまうので、使用する際は説明書に従ってください)。
デスクワークなどでしんどくなった日や、寝る前のリラックスタイムに気になる箇所に貼って、こりや疲れをためないようにしています。
もちろん症状には個人差があり、ケアの方法との相性もあると思うので、体の不調に悩んでいる人は、いろいろ試してしっくりくるものを、自分のペースに合わせてとり入れてみてくださいね。
四十肩を脱することができ、個人的には大きな前進だったかなと自画自賛(笑)の私。来年は一歩進んでフィットネスを習慣にすることが目標です。2020年はオリンピックイヤーでもあるので、フィットネス情報や体を動かす楽しさなどをときどき、このコーナーでお伝えしていきたいと思います。
(編集 メロン)
週末よもやまとは…
週末夜のリラックスタイムにFYTTE編集部員がお届けするダイエット・美容・健康小ネタなどのコラムです。