新しい年を迎え、今年こそ!という気持ちが強くなるこの時期。ダイエット熱や美容熱がいちばん高くなる時期でもありますね。そんな自分の思いを叶えることができるかどうかのカギを握るひとつが「腸活」なのではないでしょうか。腸とのつき合いが美をも制す、というのは言い過ぎかもしれませんが、健康で美しく、ストレスともじょうずにつき合っているプロは、どんな風に生活して大腸マネジメントしているのでしょうか。腸律師として多くの人を美腸に導く小澤かおり先生に、日々の習慣について聞きました。
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水こそ最高のサプリメント! ただし冬場は熱めの白湯で
お水が何よりのサプリメント! ふだんからお水をたくさん飲むようにしています。ただし、お腹が張っているときや、弱っているときなどは、そのときどきに合わせながら水分量を調整しています。
冬場は白湯を朝にたくさん飲むようにしています。
また、仕事の合間にひと口、仕事が終わってからひと口、仕事場に着いたらひと口、電車に乗る前にひと口…というように、チョコチョコ飲むのがいいですね。
仕事場(サロン)にサーバーがあるので水筒は持ち歩かないのですが、持ち歩くときはやけどしない程度の、熱めの白湯を水筒に入れます。
飲むときにフーフーと冷ます呼吸が腹式呼吸に似ていて、自律神経を副交感神経優位にさせてくれるからです。ゆっくり飲めるというのもいいところです。熱いので自然にチョコチョコ飲みになります(笑)
食事のときは、よくかむことを意識しています。「ありがとうございます」と心の中で言いながら、ひと口ずつかむと、10回かむことになります。3回くり返せば30回です。この「ありがとうございます」×3回を意識しながら食べることで、消化吸収への負担が減るのはもちろん、かむことで唾液も出て消化酵素の働きも腸の動きもよくなります。
毎日のケアはセルフ腸律で
セルフ腸律を毎日しています。朝起きる前、夜寝る前、そしてテレビを見ながら。
横になっているときには常にセルフ腸律をしています。
食べすぎてもいないのに下腹部ぽっこり。ヒップラインが落ちてきている。肩こりがひどくなってきている……。そんなときは落下腸かも。横行結腸(大腸の、腹部を横断するように伸びる部分)に内容物がたまると、その重さで腸が落下してくるのです。緊張状態やストレス状態が長く続いたときには落下腸になりやすいです。そんなときはヨガのダウンドッグのポーズで落下した腸を上げていき、セルフ腸律で緊張やストレスで細くなってしまった腸をほぐしていくといいでしょう。
寒さが続くと落下腸にもなりやすいので、腹巻などをしてお腹を冷やさないようにするのも効果的です。