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【アラフォーからの学び】取材を通じて知った東洋医学に目覚め、薬膳・漢方から鍼灸師を目指す~岡尾知子さん~
Contents 目次
年齢を感じたら始めたいアンチエイジング薬膳
シワ、たるみ、体形の崩れ……。年齢を重ねると、さまざまな部分に〝老け〟を感じるようになります。岡尾さんが伝える中医薬膳には、そんな〝老け〟と上手に向き合う知恵がいっぱいだそう。
「東洋医学では、体の機能を五臓という5つの臓器に分けて考えます。老いに関連するのは五臓の腎。腎には命の源が蓄えられていて、それが減少することで老化が進むとされます。加齢による変化は避けられませんが、上手に食べ、腎をしっかり補充することで、心も体も元気で前向きに保てるのです」
腎を補うには、消化機能を担う脾の働きを保つことも大切だそう。そこで、岡尾さん直伝の薬膳料理をご紹介します。手軽にできる薬膳で食卓から若さを保って。
腎を助ける食材をとる
中医学では、体の機能を五臓に分けて考えます。成長、生殖、老化など生命の根本に関連があるのが腎。腎を補う食材には、山芋、キャベツ、くるみ、エビ、牡蠣、ほたて、クコの実があります。これらを積極的に取り入れましょう。
黒い色の食材を取り入れる
五臓にはそれぞれに配当する色があります。腎の色は黒。黒い食材ととると、腎は元気になると考えられています。黒ごま、黒豆、黒酢、黒米、黒きくらげなど、黒い食材をとることで、若々しさが上向きに!
不要なものはためこまない
体内の滞りは、老化や不調の原因に。薬味食材や柑橘類など香りのいい食材は、ストレスで滞りがちな気巡りを発散させます。また、とうもろこし、大豆、黒豆などには、利尿効果で水の巡りを助ける作用が。どちらもおすすめ食材です。
湿気をとって消化機能を助ける
とうもろこしシュウマイ
【材料】(10個)
とうもろこし…1本
鶏ひき肉…200g
たまねぎ(みじん切り)…1/2個
干椎茸(戻してみじん切り)…2枚
小麦粉…小さじ1
干し貝柱…1個(なければ中華スープの素などで代用)
塩…少々
ごま油…小さじ1/2
しょうゆ…小さじ1/2強
紹興酒…小さじ1
砂糖…ひとつまみ
【つくり方】
(1)とうもろこしは皮のままラップにくるみ電子レンジで5分加熱。粒をとる。
(2)ボウルに玉ねぎと小麦粉を入れてよく混ぜ、鶏ひき肉、干し椎茸、干し貝柱(ともに戻し汁も少々入れる)、調味料を加えてよく混ぜる。
(3)(2)を、空気を抜きながら団子状にまとめ、外側に(1)をくっつける(おにぎりを握るときの容量でしっかり)。蒸し器で5~6分蒸せば完成。
腎を補う2大食材の組み合わせ
黒豆と山芋のポテトサラダ
【材料】(つくりやすい分量)
・黒豆甘煮(市販のもの)…適量
・山芋…200g
・たまねぎ(小)…1/2個
・クコの実…30個
・塩…少々
・オリーブオイル…小さじ1
・ワインビネガー…小さじ1
【つくり方】
(1)山芋は皮をむき、ざく切りにしてやわらかくゆでる。
(2)玉ねぎは皮をむいてスライスし、さっと水にさらす。
(3)ゆで上がった山芋をマッシャーで粗くつぶし、玉ねぎ、クコの実、黒豆(汁気を切る)と合わせ、塩、オリーブオイル、ワインビネガーで作ったドレッシングを加える。
(好みでマヨネーズを少し加えてもOK)
香りの力でストレスを発散!
薬味野菜のサラダ
【材料】(2人分)
三つ葉 50g
茗荷 2個
釜揚げしらす 100g
白炒りごま 大さじ1
ポン酢 少々
【つくり方】
(1)三つ葉は3cm長さに、茗荷は縦半分に切って斜めにスライス。
(2)釜揚げしらす、ごまと一緒にポン酢で和えればでき上がり。