塩分量が多い味つけの鍋は、次のうち、どれ？（選択肢の調味料は１～２人前の分量）

□塩味(塩小さじ1/2)
□しょうゆ味(濃口しょうゆ大さじ２)
□みそ味(淡色辛みそ大さじ２)
□キムチ味(キムチの素大さじ１)

答えは「しょうゆ味」です。

塩分量はそれぞれ「塩味」3.0ｇ、「しょうゆ味」5.2ｇ、「みそ味」4.5ｇ、「キムチ味」5.0ｇとなります。寒い時期には、食卓への登場回数が増える鍋。汁までいただきたい！ところですが、すべて飲み干してしまうと、かなりの塩分量となります。ただし味つけによって差がありますので、おおよその目安を知っておくとよいと思います。鍋は、具材が多く、それぞれの食材から、うま味が出るので、そのうま味を活かして味つけを調整するのもよいですね。また、肉類より、魚介系の食材は塩分が多いため、その分、調味料を控えるのがベター。しっかりとっただし汁で煮込んだり、薬味や香辛料などをプラスしたりすることで、塩分を控えることもできます。

シメに加える食材で、いちばんカロリーが少ないのは、次のうち、どれ？

□ご飯１杯（150ｇ）
□冷凍うどん1玉（180ｇ）
□インスタントラーメン1玉（100ｇ）
□生中華麺1玉(110g)

「冷凍うどん1玉（180ｇ）」です

鍋のシメも楽しみのひとつですね。答えは「冷凍うどん」。カロリーはそれぞれ「ご飯150ｇ」が252kcal、「冷凍うどん180ｇ」が189kcal、「インスタントラーメン100ｇ」が458kcal、「生中華麺110ｇ」が309kcalです。インスタントラーメンは、油で揚げているタイプのものの数値です。ノンフライ麺でも350kcalほどあるので、他の食材に比べて、少しカロリーが高めだといえます。また、鍋の汁分は、たくさんのうま味を含んでいるので、ご飯を入れても麺類を入れてもおいしく、食べ過ぎてしまうのが気になるところ…。ときには、白米を玄米に変えるなどしてみると、かみ応えが出て満足感がアップし、量を減らすことにつながります。また、しらたきなど低カロリーな食材を麺の代わりに使用しても、よりヘルシーになるかと思います。

たんぱく質がいちばんとれるのは。次のうち、どの鍋？

□水炊き(鶏もも肉180ｇ)
□湯豆腐（絹豆腐１丁300ｇ・タラ1切れ70ｇ）
□豆乳鍋(豚肩ロース肉100g・豆乳100ｍｌ)
□豚しゃぶしゃぶ鍋(豚ロース肉180g)

答えは「豚しゃぶしゃぶ鍋」。

たんぱく質量はそれぞれ「水炊き(鶏もも肉180ｇ)　」が29.9ｇ、「湯豆腐（絹豆腐１丁300ｇ・タラ1切れ70ｇ）　」が27.0ｇ、「豆乳鍋(豚肩ロース肉100g・豆乳100ｍｌ)　」が20.7ｇ、「豚しゃぶしゃぶ鍋(豚ロース肉180g)」が30.9ｇです。鶏もも肉と豚肉は、同じ量を食べた場合、たんぱく質量はさほど大きな差はありません。鍋は、さまざまな具材を一緒に煮込むことができる料理なので、豆類・肉類・魚介類など、いろいろなたんぱく質食材を組み合わせると、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を効率よく、じょうずにとることができます。たんぱく質食材以外に、野菜や海藻・きのこ類なども組み合わせることができるのも、鍋料理の大きな特長のひとつです。

鍋料理のごちそうのひとつに「すき焼き」があります。いちばんカロリーが高い牛肉の部位は、次のうち、どれ？（すべて100ｇ中）

□リブロース肉
□肩ロース肉
□サーロイン肉
□ランプ肉

答えは「リブロース肉」。

「リブロース肉」409kcal、「肩ロース肉」318kcal、「サーロイン肉」334kcal、「ランプ肉」248kcalとなります。いつもは脂肪分やカロリーを気にして赤身肉にしていても、すき焼きはやっぱりほどよく脂ののった霜降り肉を食べたいもの。肩ロースとサーロインの間の部位である「リブロース肉」は、「サーロイン肉」と同じぐらいの脂身もあり、赤身肉とのバランスもよい、キメが細かく、ちょうどよい霜降り肉です。お肉の味も香りも楽しめ、すき焼きの定番部位ですが、霜降り肉なので、それなりにカロリーも高くなります。ちなみに選択肢の中では、ランプ肉がいちばん低カロリー。赤身で肉の味が濃く、脂身が少なめです。焼肉やローストビーフなどにも、おすすめの部位になります。すき焼きをするときには、さまざまな部位を組み合わせて、適度な赤身肉も楽しみたいものです。

モツ鍋は、女性にうれしい、コラーゲンたっぷりの鍋です。モツ以外にキャベツ・にら・ごぼう・豆腐を入れる場合、栄養的に、もう1品プラスしたほうがよい食材は、次のうち、どれ？

□しめじ
□大根
□小松菜
□じゃがいも

答えは「小松菜」です。

プリプリとした食感がよいモツ鍋は、脂質が多いイメージですが、すき焼きや焼肉を食べるより、かなり低カロリーで、コラーゲンや亜鉛など、ふだんとりにくい栄養素が入っているうれしいお鍋です。定番のキャベツやにらからはビタミン・ミネラルがとれ、ごぼうは食物繊維、豆腐は良質なたんぱく質を摂取できますが、少し足りないのがカルシウムです。そこでプラスするとよいのが青菜類の小松菜です。小松菜はカルシウムだけでなく葉酸や鉄分もとれるので女性にうれしい野菜のひとつ。ただ、ビタミンCや葉酸は水溶性ですのでキャベツや小松菜はさっと火を通すくらいにして、適度にスープもいただくと、より余さず栄養をとることができます。