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【ダイエットチョイス!】床に座るとき、ダイエットに効果的なのは?~EICO式ダイエットのコツ(57)~
Contents 目次
いちばんおすすめなものから順に、
D(長座)、B(あぐら)、C(体育座り)となります。Aの正座はバッドチョイスです。
A 正座
バッドチョイス!
下半身の血行不良を招くためNG
正座はひざを曲げて座り、曲げた脚の上に体重がどーんとかかります。体重が多ければ多いほど、脚への負担が大きくなり、血が止まって血行不良になりやすくなるため、避けましょう。
B あぐら
ナイスチョイス!
おすすめ度は2番目。左右のお尻のバランスをとり、骨盤を立てる
あぐらは一見、NGと思われがちですが、座り方に気をつければOKです。ポイントは、左右のお尻を床につけ、骨盤を立てること。ときどき、左右の脚を組み替えるとよいでしょう。
C 体育座り
まあまあチョイス!
おすすめ度はNo.3。骨盤が立つならOK!
小さいころから、学校で「腰をおろして休む姿勢」としてなじみのある体育座りも、骨盤を立てることができるため、悪くありません。この姿勢で骨盤が立ちやすいという人はとり入れるとよいでしょう。背中が丸くならないように気をつけて。
D 長座
ベストチョイス!
難易度は高いが、おすすめ度No.1。ストレッチとして行うのもあり
ダイエット的にいちばん効果的といえるのが、両脚を前に伸ばして座る長座です。ただし、上級者向け。この状態で骨盤を立てるためには、ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)の柔軟性が必要となるからです。最初は、長時間、この座り方を行うのは難しいですが、ストレッチだと思って、テレビを見るときなどにとり入れてみるとよいでしょう。骨盤が立ちにくい場合は、お尻の下にクッションを入れるとやりやすいですよ。
【ダイエットに効果的な座り方とは?】
座るときに大切なのは、体に負担がかからないこと、そして、骨盤を立てて座れるかどうかということです。ここで紹介した「正座」以外の座り方は、骨盤が立つ状態をキープできれば、やりやすさで選択すればよいでしょう。骨盤を立てるのが難しい場合は、お尻の下にクッションを入れたり、壁を利用して、そこに背中をつけて座イスがわりにしたりするとやりやすいでしょう。
横座り(お姉さん座り)やぺたんこ座り(アヒル座り・女の子座り)は骨盤に負担をかけるため、やってはいけない座り方です。
骨盤を立てて座ったからといって、カロリーが消費されるわけではありませんが、骨盤を立てて座ることで腹筋・背筋を使うので、ダイエット的には筋トレ効果が期待できます。一方、長時間悪い姿勢で座っていると肩、首、こしへの負担が大きくなり、血流悪化による脂肪燃焼ダウンを招いてしまうので要注意です。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ