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キャロットラペとにんじん

桜が咲いて春も本番。新元号となる今年は、日本中がいつも以上にフレッシュな空気に包まれています。日に日にあたたかな日が増えてくる4月ですが、この時季は体調を崩しやすいときでもあります。花粉症、ストレスによる胃腸障害など、春の不調にはいろいろありますが、特に女性に多いのが「春のめまい」かもしれません。

監修
岡尾 知子

季節の変わり目の体調不良に「めまい」が多い理由

にんじんの束

めまいには、いくつかの原因、タイプがありますが、季節の変わり目のめまいには自律神経の乱れが関係しています。春先は、寒暖差が大きく、気圧の変化も激しいもの。その影響を受け、体のバランスをとる自律神経が乱れやすくなります。さらに、生活の変化や忙しさによって生活のリズムが崩れると、それに拍車がかかり、さまざまな不調の引き金となるのです。めまいの原因となる三半規管の失調も、そのひとつといえるでしょう。

東洋医学では、めまいの原因は春に体に侵入する〝風邪(ふうじゃ)〟という邪気(病気の原因)が関係しているとされます。「風」は、軽く、舞い上がる性質があるため、体に侵入すると目や頭部など上半身に不調を起こし、めまいなど動揺性の症状や、かゆみなどむずむずする症状をもたらすとされるのです。ちょっと不思議な感じがしますが、昔の人は季節と体調をそんな風に関連させたんですね。特に、体の「血」や潤いが足りないと、こうした症状が起こりやすいとのこと。月経のある女性は、もともと「血」が不足しがちなので、春の不調に悩まされやすいのだそう。心当たりがある方も多いのではないでしょうか。

病気ではないけれど、意外とつらい春の不調。何とかしたいなら、毎日の食事を工夫してみるのがおすすめです。

春に多い目の乾燥やかすみにも

にんじんの料理

この時季にぜひ食べてほしい食材は、今がおいしい「春にんじん」です。薬膳において、にんじんは血を補う野菜の代表。めまいや目の症状に関連する五臓の「肝」に作用するとされています。特に、血の不足による目の乾燥、かすみ、視力低下などが気になる人にはおすすめ! 肺を潤す作用もあるので、花粉や空気の乾燥による空咳にもよいでしょう。

にんじんは一年中手に入る食材ですが、今の時季のにんじんは柔らかくてみずみずしいのが特徴。そこで、生のままたっぷり食べられるサラダ「キャロットラペ」にしてはいかがでしょう。せん切りにしたにんじんを軽く塩もみしてしんなりさせ、塩、こしょう、オリーブオイル、ワインビネガーで作ったフレンチドレッシングで和えるだけ。にんじんと同様に「血」を補ってくれるレーズンを合わせれば、さらなる薬膳パワーが期待できます。作り置きしておけば2~3日は食べられるので、一品足りないときのお助け料理にもなるでしょう。

日ごろ何気なく食べているにんじんが、季節の不調のケアに! これぞ、薬膳のチカラですね。サラダだけでなく、煮物に、炒め物にと、春はいつもよりたくさん、にんじんを加えてみてください。

塩レモンでさっぱりとアレンジしたキャロットラペのレシピはこちら!

にんじんとくるみの塩レモンラペ

岡尾 知子

岡尾 知子

鍼灸師。国際薬膳師。国際中医師。美容・健康ライターとして長年、出版の世界で仕事をする中、東洋医学に関心をもつ。40代から漢方、薬膳、中医学の勉強を始め、「ロータス薬膳教室」を主宰。雑誌、Web、ラジオなどを通じ薬膳や東洋医学関係の健康情報を発信する。2020年3月 鍼灸師国家試験に合格。

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