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都内から約2時間。人気ローカル線で行く、話題の「ほしいも神社」をめぐる小さな旅♪ #週末よもやま
「ほしいも」といえば、さつまいもを天日干しして作った冬ならではの食べもの。そのほしいもにちなんだユニークな神社が茨城県ひたちなか市にあるそうです。その名も「ほしいも神社」。 テレビでも紹介され、話題になっているとのことで、さっそく参拝に行ってみました!
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ひたちなか市はネモフィラがある国営ひたち海浜公園や、ロック・イン・ジャパン・フェスティバル、勝田全国マラソンなどで知られますが、じつは全国最大のほしいも産地。天然のほっこりした甘みがおいしくて、子どものころよく石油ストーブの上で温めて、おやつにしていたな〜と懐かしくなりました。
同市の勝田駅は水戸駅の隣にあり、東京から特急(常磐線)で約1時間半。高速道路からもアクセスがよく、神社に行くには電車、車どちらでもOKですが、私が断然オススメしたいのはローカル鉄道「ひたちなか海浜鉄道湊線」の利用です。鉄道ファンや観光客に人気とのことで、私は今回初めて乗ったのですが、ほのぼのとした雰囲気でレトロ感満載なのが魅力的でした。
常磐線で勝田駅まで行き、そこから湊線に乗り換えて終点の阿字ヶ浦駅を目指します。1日フリー切符(大人1000円。往復するのにお得)を購入し、いざ出発!
と、そのとき切符売り場で発見したのが勝田駅から途中の金上駅までの「開運切符」。「かったぁ〜(勝田)、金運上昇(金上)」の語呂合わせから、幸運が来るようにとの願いを込めているそう。フリー切符を買ったので乗車には関係なかったのですが、記念にゲット! 神社に行く前からテンションが上がります♪
冬の午後の日差しを浴び、田畑や集落をぐんぐん走り抜けていく1両列車。車窓から見える冬の田園風景は素朴でなんとものどか(写真がなくてすみません)。夏は青々とした大地が広がり、美しいだろうなと思いました。
こうして走ること30分、阿字ヶ浦駅に着きました。
湊線の駅名標はユニークで、漢字にそれぞれの駅の特徴や名物のイラストがあしらわれています。阿字ヶ浦駅の近くには海岸があるのでアンコウや海藻などが!
ほしいも神社は駅から徒歩ですぐの場所に。古くからある「堀出神社」の境内に、ほしいもをイメージした黄金色の鳥居がずらりと並び、横にはほしいもを広めた先駆者の銅像も。
おやしろは鳥居の奥にあります。創建は令和元年11月とつい最近です! ほしいも産地の知名度アップを目指し、ほしいも生産者や愛好家、企業からの寄付で建設されたそうです。
ワクワクしながら鳥居をくぐり、いよいよ参拝です。
気になるご利益はというと、ズバリ、「ホシイモノ(欲しいもの)はすべて手に入る」。なんとも心強いではありませんか! 「ほしいも」と「欲しいもの」をかけた遊び心にも脱帽。ほしいもを愛する人たちの心意気が伝わってくるようです。
また実際に日本三大稲荷のひとつ「笠間稲荷神社」(茨城県笠間市)から分霊しており、「商売繁盛」や「食の安全」祈願によいとか。そばには、ほしいもを地元に広めた先駆者5人をほしいもの神様として祀った顕彰碑もありました。
この日はスケジュールの都合上、参拝後、御朱印をいただき、境内でほしいもを買ってそのまま東京に戻るという短時間の滞在。でも、語呂合わせの縁起ものや風景などほっこり和むような発見や見どころがあり、十分満喫できた小旅行でした。湊線沿線には漁港のお魚市場に近い那珂湊駅など魅力的な駅がそれぞれあるので、次回参拝に行くときはゆっくり途中下車して、地元の歴史名所や食事などもいろいろと堪能したいと思います。
のんびり、レトロな旅に出かけたいときは、ぜひ湊線でほしいも神社へ! 沿線の自然や名所を楽しみながら、ステキなご利益をいただきに行きませんか♪
(編集 メロン)
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週末夜のリラックスタイムにFYTTE編集部員がお届けするダイエット・美容・健康小ネタなどのコラムです。