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CATEGORY : ビューティ |お風呂

お風呂は毎日、子どもと一緒。オススメの方法で入浴できません

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子供2人と一緒にお風呂に入るママ

小さな子どもがいて、毎日のお風呂はリラックスどころか大騒動。快眠のために“40℃のお湯に15分”なんて、とてもムリ!
生活習慣改善サロン「Flura」を主宰する小林麻利子さんにうかがう、【睡眠のお悩み解決】。今回は、子育てに忙しいママの入浴法について教えていただきました。

監修 : 小林 麻利子 (眠りとお風呂の専門家)

SleepLIVE株式会社代表取締役。生活習慣改善サロン「Flura」主宰。
公認心理師(国家資格)合格・登録中。
「美は自律神経を整えることから」を掲げ、科学的根拠のある最新データや研究を元に、睡眠に課題を抱える方へ睡眠や入浴をはじめとした、マンツーマン指導を行う。実践的な指導が人気を呼び、 2000名以上もの悩みを解決。また法人向けに従業員健康支援や、 睡眠関連事業サポートのための顧問を行う。テレビやラジオ等多く のメディアでも活躍中。
近著に『入浴の質が睡眠を決める』(カンゼン)

Contents 目次

CASE21
いつも子どもとお風呂に入っています。寝つきが悪いのに快眠のためのオススメ入浴法ができず、どうしたらいいでしょう?

小林先生のお答え
ママが分浴して親子で快眠、ハッピーに!

1歳までは、ベビーバスで沐浴を

ベビーバスでお風呂中の赤ちゃんとママ

子育てにまつわる冊子を見ると、赤ちゃんは産後1か月までは沐浴して、それを過ぎたらママと一緒にお風呂に入れると書かれています。それでママは、当たり前のように「一緒に入らなければ」と思って、大きくなるまでずーっと一緒に入るんです。
でも、小さな子どもは深部体温が高くなるまで湯船につかるなんてムリなので、ママはしっかり温まることができません。しかも、子どもは体が温かいうちにすぐさま布団に入るのがベストなのに、ママが髪を乾かすまで一緒に待っていて、結局寝つきが悪くなってしまう。そんな入浴では、ママにも子どもにも残念です。
まず、ベビーバスは1歳ぐらいまで使える物が多いので、1か月で終わらせずにそのまま使い続けましょう。親子で肌を触れ合うのは、パパがいて余裕のある週末のお楽しみにして、平日、ママは服を着たまま赤ちゃんをお風呂に入れるのです。ママが服を着ていても、触れ合えばオキシトシンが分泌されて、親子で気持ちよくリラックスできます。
それに、ママがずっと赤ちゃんのことだけを見つめて手をかけてくれるので、赤ちゃんにとっては大満足。もちろん、ママはひとりで40℃のお湯に15分つかって、ぐっすり眠ってください。

子どもの入浴後は頭を乾かし、すぐベッドへ

子供をお風呂に入れるママ

1歳を過ぎてベビーバスを卒業したあとも、ママは服を着たまま、ズボンの裾をまくって浴室へ。子どもの頭や体を洗って、湯船に入れている間はママも足湯でポカポカしながら、子どもの肩にお湯をかけてあげたり、一緒に遊んだり、楽しみましょう。
お風呂から上がったら、子どもに服を着せて頭を乾かし、すぐにベッドへ。子どもはスーッと眠りに入って、ママは寝る前に快眠のためのバスタイム。親子ともどもハッピーです。
どうしても子どもと一緒に湯船に入りたいなら、分浴しましょう。まだ子どもの寝かしつけが必要な場合、ママは髪を洗わず、チャプンと一緒に浸かるだけ。お風呂から上がったら子どものことに集中して、すばやくベッドに連れて行けるよう、バスローブを使うと便利です。もう寝かしつけが不要なら、髪も洗って、子どもをベッドに行かせてから乾かします。冬は髪を洗うときに足湯をすると、湯冷めしにくいです。
いずれにしても、就寝前に自分だけでもう一度入浴して、40℃のお湯に15分つかります。子どもと一緒の入浴で髪を洗い終わっているなら、夏の2回目の入浴は歯磨きしながら足湯するだけでもOK。
気をつけたいのは、1回目の入浴後にパジャマを着てしまうと、2回目の入浴がとても面倒に感じるということ。パジャマではなく部屋着にしましょう。

分浴で親子ともども、心と体が健やかに

ひとりでのんびりお風呂に入るママ

じつは、私も以前は子どもと一緒にお風呂に入っていました。そのほうが全部まとめて済ませられて、ラクだと思っていたんです。でも、別々に入浴すると、ずっと子どものことに集中できて、バスタイムが楽しくなります! 子どもはキャッキャと喜ぶし、ものすごく寝つきがよくなって、自分は気兼ねなくマイペースでお風呂に入れます。おかげで冬になっても寒さを感じることなく、風邪を引きにくくなりました。
もしも冷えを感じやすい、親子で風邪を引いて大変な思いをしがち、ママも子どももイライラして情緒が安定しないといった不調を感じているのなら、当たり前だった親子の入浴スタイルを変えてみる、よいきっかけになるかもしれません。

取材・文/宮下二葉

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