「足指や足裏がもう少し使えるといいんだけどね～」とあるとき、ピラティスの先生に言われました。ピラティスは、本当に体の細部の動きにまでこだわって、体のひとつひとつの動きをよくしていって、体全体を整えることを求められるのですが、私の足首から下の部分（つまり足）に先生は問題点を見つけたようでした。
足裏の筋力がないこと、足指の動き（可動域）が悪いこと、などを指摘されたあと、「足首がどうにも気になる」と足を触りだしたのですが、そこでとんでもなく痛いところが発見されたのです！ 足の外くるぶしの周辺です。ここを刺激すると、飛び上がるほど痛いのです！　先生いわく、長年の立ち方や歩き方のクセで、悪い形で癒着しているのではとのことでした。指角でごしごしと刺激されたのですが、本当に涙が出るほど痛くて、「ここまで痛がる人もめずらしい」とのこと。しかもこの痛みは同じ部分を刺激しても、右足より左足のほうが圧倒的に痛いのです。

「ぜひ毎日、ほぐしてあげてくださいね」と先生に言われて、思いついたのが、FYTTEでも連載中の鈴木きよみ先生の足裏ゾーンセラピーで使用している指圧棒とクリームでした。先生の本で外くるぶし周辺のゾーンを調べると、なんと卵巣にあたる部分。いずれにせよ、ほぐしておいたほうがいいことは間違いなさそうなので、そこからお風呂の中やお風呂上がりにほぐし作業をすることにしたのですが……痛い、痛すぎる…。人にやられるのももちろんですが、自分でやっても恐ろしいほど痛くて、なかなかきちんと刺激できません。これを読んで、同じように外くるぶしを刺激しても、なんにも感じない人、イタ気持ちいい人も多いと思います。とにかく私の場合はここがネックとなって、足首の使い方が悪くなっているのだそうです。たしかに、個人的な悩みとしても「足首がない」ことがありました。脚全体のバランスから見ても、本来もっと足首が細くてもいいはずなのに、寸胴なんです。また、後ろから見たときのアキレス腱も埋もれていて、これはまさに足首全体がむくんでいるというか、動きが悪いせいで引き締まっていないのだな、と今頃になって気がつきました。

ということで、地道な作業ではあるのですが、足を正しく、可動域を広げて動かすために、このかたまってしまっている足首周辺をほぐさないといけない、ということです。とにかく痛みが強いので、長い時間がかかりそうですが、逆にいえばここまで長い年月をかけて悪くしてしまったものなので、そう簡単にはよくならないわけで、じっくりとりくんでいきたいと思います。指でずっと刺激するのも疲れるので、鈴木きよみ先生の指圧棒とクリームですべりをよくして行うと、やりやすく継続できそうです。いつかこの痛みが和らぐ（消える）まで、がんばってコツコツ続けてみたいと思います。そのころにはきっと、見えなかった足首のくびれやアキレス腱が出てくることでしょう。
（編集長ホボ）

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