フリマアプリでねらい買いすべきなのは“本物“

フリマアプリでお得に買える衣料品といえば“本物”です。
この“本物“とは、リアルファーやリアルレザーといった“フェイクを使っていない”、天然素材を使用したものという意味です。
かつては、リアルファーやリアルレザーのアイテムは当たり前にありましたが、昨今は環境問題やさまざまな問題の観点から、生産自体が年々減少し、エコファーやエコレザーに移行しています。本物の素材を使った衣料品は、今季はとくに値上げが目立ち、生産数もぐっと抑えられています。
本物を使わない時代が進む裏で、何が起きているのかというと、質の低下に見合わない価格の高騰です。エコファーやエコレザーを使用した服、天然素材を使用した服を比較すると、断然前者のほうが質は劣ります。原材料は、天然素材の方が高い分、エコファーやエコレザー素材の方が生産コストは下がるのですが、価格は天然素材を使用していたときより上がり続けています。
カシミヤやウール、アルパカ、モヘア、アンゴラなど、ニットに使われる上質な定番素材の衣料品も、今秋はぐっと値上げされてしまうからこそ、質に見合わない値段の高い新作を買うよりも、フリマアプリで本物を買うがおすすめです。

定番品の旧作も「フリマアプリ買い」がおすすめ

買い逃した商品や、廃盤品を買うことができるのがフリマアプリの醍醐味。
値上げされた今期の新作を買うよりも、ずっと探していたものをフリマアプリで買うほうが、満足度はずっと高く、賢い買いものです。今は新作が、旧作より常に魅力的である時代ではなくなりました。
“質“を例に挙げると、例えば毎年販売される定番型番のダウンコートがあったとします。
前シーズンに販売された旧作は、ダウンが90％、フェザー10％。それに対し、今年販売の新作はダウンが80％、フェザー20％。結果として、新作のほうがダウンが10％マイナスになっています。それなのに、値段は上がっているということが起きているわけです。
「今年こそはダウンを買うぞ」と、お店で試着して「あれ？　こんなに重かった？」と感じる違和感は、思いちがいではないのです。消費者には一見わからないように、見た目は同じ。でも中身はちがうのですから。
このように、“新作“ということ以外の面で旧作より劣るものが、これからの値上げの嵐のなかでは多数存在するため、魅力も質のよさも兼ね備えた旧作を、フリマアプリで買うほうがおすすめです。

賢く買いものしよう！　フリマアプリの使いこなし術

さらに賢くフリマアプリで買いものをする方法。
例えば、「メルカリ」で欲しいものを見つけたら、ほかのアプリでも探しましょう。
メルカリは利用者が多いため、売約の早さはすぐれていますが、手数料が最も高いため、同じ出品者がほかのアプリで価格を下げて出している傾向があります。
「ラクマ」や「ペイペイフリマ」では、定期的に割引きクーポンが発行されていますし、「ラクマ」に関しては、割引きの上限がなく、高額なものであればあるほどお得に購入できます。
「ペイペイフリマ」は、割引きクーポンのオフ率が高いので、ものによってはかなりお得に買うことができますよ。

値下げの交渉は、トラブルを招きやすいためあえてせず、複数のアプリ内を比較しながら、クーポンをうまく利用するほうが、ストレスフリーに賢く買いものができますよ。

ぜひこの秋の参考にしてくださいね。