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血管に沿って全身に張りめぐらされ、老廃物の回収やウイルスの撃退などの働きを担うリンパ。今回は特に美容面に大きく関わる「浅(せん)リンパ」について、リンパのしくみに詳しいコンデショニングトレーナーの古森美紀さんに教えていただきました。
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皮膚のすぐ下のリンパの滞りは美容面に影響大！
「２つのリンパの種類ですが、１つは筋肉の奥に位置する『深(しん)リンパ』。もう１つが皮膚の２〜３mm下の静脈近くを流れている『浅(せん)リンパ』です。
『浅リンパ』は皮膚のすぐ下にあるので、滞ると皮膚に近い血管の老廃物が回収されず、肌のくすみやむくみが起きます。また、新陳代謝機能の衰えや肌のターンオーバーの乱れにより、シワやシミもできやすい状態に…。『浅リンパ』の滞りは、美容面での影響がとても大きいんです」（古森さん）
ただ、皮膚の近くにあるぶん、「浅リンパ」ケアはとても手軽。
「手のひらや指先で軽くさすったり、簡単な動きでリンパ節を刺激するリンパマッサージを行うだけでも流れを促すことができます。むしろ、肌表面からの強い刺激は、皮膚に負担をかけるので注意しましょう。即効性があるのも『浅リンパ』の特徴で、すぐに肌が明るくなったり、ポカポカしてくるのを感じられると思います」（古森さん）
忙しい朝でもすぐできる！ 浅リンパストレッチで小顔＆肌力アップ
そこで、「いますぐどうにかしたい！」と思うことの多いお悩みを、浅リンパを刺激するストレッチやマッサージで解決。まずは、顔のむくみを解消し、スッキリ小顔にするストレッチとリンパマッサージ。
（１）正面を向き、両手でそれぞれの耳をつかみます。しっかりつかんだら、上、斜め上、横、斜め下、下と、あらゆる方向に根元から全体をもみほぐしながら耳を引っ張ります。
（２）左右の手首を交差させ、右手で左の鎖骨、左手で右手の鎖骨のくぼみに指を引っかけます。指で鎖骨上のくぼみをプッシュしながら、首を左右に交互に倒します。息を吐きながら倒し、吸いながら戻して、左右２往復行います。手は下に、首は斜め上に、お互い引っ張り合うようにイメージしましょう。鎖骨に引っかける指の位置を少しずつ鎖骨に沿って外側へずらし、これをくり返します。鎖骨を内側から外側へさするリンパマッサージも合わせて行うと効果的です。
続いて、肌のくすみを取り、化粧ノリもアップさせるストレッチです。
