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「SPF数値」に縛られない未来の肌戦略。エンビロンが提唱する「ビタミンA」と「抗酸化」による新時代のサンケアとは
先月、プロフェッショナルスキンケアブランド『エンビロン』によるオンライン勉強会が開催されました。テーマは「ビタミンAと紫外線の真実」。形成外科医Dr.デス・フェルナンデスの知見に基づき、SPFの数値のみを追うのではなく、肌の未来を見据えた「スキン・ロンジェビティ(肌の長寿)」という考え方が提示されました。本レポートでは、7月に登場する新製品の背景と共に、長期化する夏を乗り切るための本質的な肌戦略を紐解きます。
Contents 目次
ひとりの医師の情熱から始まったスキンケア

冒頭では、エンビロンのプロダクトマネージャーの大西さんより、『エンビロン』のブランド誕生についてのお話がありました。
「『エンビロン』は、南アフリカの形成外科医Dr.デス・フェルナンデスによって開発された、ビタミンAに着目したスキンケアブランドです。開発のきっかけは、Dr.デスが大学病院勤務時代に、2人の若い患者をメラノーマ(皮ふがん)で亡くしたという悲しい経験にありました。
彼は、未来ある若者を救う手立てを模索する中で、紫外線が皮ふがんの一因になること、肌のビタミンAが損なわれることが、老化や肌トラブルにつながることに辿り着きました。
そこから、トラブルが起きてから対処するのではなく、日頃からビタミンAを補給して肌を健やかに保つという、画期的なスキンケアシステムが誕生したのです」(エンビロン 大西さん)
ビタミンAの重要性とエンビロンの哲学

エンビロンの哲学では肌にとって「ビタミンA」は非常に重要だと考えています。どんな役割があるのでしょうか。ここからはエンビロンのエデュケーター戸塚さんより解説を交えてご紹介していきます。
「ビタミンAは、肌の再生、正常化に重要な役割を果たし、バリア機能やうるおいの維持など、肌のコンディションを支える要となる栄養素だと考えています。
エンビロンのスキンケア哲学『エンビロン・アルゴリズム』は、皮ふ科学の知見に基づき、紫外線などによる肌のビタミンA不足と、それに伴う機能低下やダメージに着目した独自の考え方です。その中核を成すのが『ビタミンステップアップシステム™』。これは、いきなり高濃度のビタミンAを与えるのではなく、肌の状態に合わせて少しずつレベルを上げることで、ムリなく健やかな肌を育むプロセスです。
また、エンビロンが大切にしていることに、一時的な美しさではなく、生涯にわたって健康で美しい肌を保つ『スキン・ロンジェビティ』という考え方があります。年齢に抗うアンチエイジングではなく、科学的根拠に基づいたケアの積み重ねにより、今の肌だけでなく、その先にある未来の肌まで見据えたアプローチを40年以上追求し続けています」(エンビロン 戸塚さん)
続いて、7月に新登場する「ラドアクティブエンリッチドサンクリーム」についての紹介がありました。その中でも私が気になったのは、数値「SPF20/PA+++」という設定でした。その理由と背景に注目してほしいです。
開発背景と「ラドアクティブ」に込められた想い

2026年7月22日、多角的に肌を守る日焼け止め「ラドアクティブエンリッチドサンクリーム」から、顔にも体にも使いやすい大容量の100mlサイズが登場します。
商品の特徴や使用方法について戸塚さんより説明がありました。
「エンビロンは30年以上前から、紫外線による酸化ストレスを防ぐために、日焼け止めにビタミンC、E、ベータカロチン(整肌成分)などの抗酸化物質を配合してきました。新名称の『アクティブ(仏語:アクティベ)』には、『活性化された』という意味があり、強化されたパフォーマンスと、スキンケアに積極的に投資するプロフェッショナルな立ち位置を強調しています。
製品の特徴には、進化した保護性能として、従来の哲学を継承しつつ、被膜の均一性や密着性を改善し、エビデンスをさらに強化しています」(エンビロン 戸塚さん、以下同)
スリーレイヤープロテクション処方と数値の真実
「肌を多角的に守るための独自の処方設計「スリーレイヤープロテクション」により、プロテクション性能が強化されています。
・紫外線散乱剤(酸化チタンなど)により肌表面で反射し、紫外線による肌の負担を減らす。
・紫外線吸収剤が肌に到達したエネルギーを吸収し・変換することで肌を守る。
・ビタミンC、E、ベータカロチンなどの抗酸化物質が、紫外線によって発生するフリーラジカルを中和し、外的刺激から肌を守るバリア機能の強化」
日焼け止めとしての数値は、SPF20/PA+++。やや低いと感じる人もいるかもしれません。
なぜ「SPF20」なのか?
「創設者兼サイエンティフィックディレクターの Dr.デス・フェルナンデスは、サンケアについて「SPFだけに頼るのではなく、毎日の習慣として包括的に肌を守ることが大切」だと、述べています。
数値が高いほど紫外線吸収剤が多く使われていて、かえって肌にとっては負担となると考えており、「数値が高いほど安心」という誤解に対し、エンビロンは毎日使うものだからこそバランスを重視しています。
防御力の差:SPF値の違いによる紫外線防御効果の差は限定的とされることもあります。
肌への配慮:成分のバランスにも配慮し、日常的に使いやすい設計を重視しています。
PA+++:A波に対しても広い範囲の波長から肌を守ります。
スウェットレジスタント処方:汗をかいても密着性を維持し、アクティブなシーンにも対応します。
低刺激性であり、敏感肌の方やトリートメント・美容医療後など、デリケートな肌にも配慮した設計です」
効果を左右する使用方法
「使用する量は、顔にはパール2粒大、体には部位に合わせた適量を使用します。皮ふ科学において塗る量は非常に重要。塗布量が半分になると、効果は半分以下になると言われており、しっかりとした量を塗ることが不可欠です。屋外ではこまめに塗り直すことが推奨されます。なお、ウォータープルーフではないため、水辺のアクティビティには専用の製品を選んでください。
テクスチャーは、なめらかなオレンジがかった色のクリームで、肌なじみがよく保湿感にすぐれています。香料など、肌に必要でない成分はなるべく入れない主義のため、原料そのものの香りがします」
今の肌を整えるだけでなく、その先にある未来の肌のために。エンビロンの新しいサンケアは、私たちの肌の「健康の自立」を支える強力なパートナーとなるでしょう。
取材・文/FYTTE編集部



