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CATEGORY : ビューティ |ヘアケア

夏に傷んだ髪は修復が難しい!? 美容研究家が実践する美髪キープ&メイク直しのコツ

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ストレートヘアーの美女

特に厳しい暑さが続く、今年の夏。体調管理でいっぱいいっぱい、美容まで手が回らない! なんて悲鳴が聞こえてきそうです。しかし肌と違い、一度傷んでしまったら回復は難しいのが「髪」。夏のダメージで残念ヘアになってしまう前に、美容研究家の岡江美希さんが教えるちょっとしたコツを抑えておきましょう!

監修 : 岡江 美希 (美容研究家)

元ミスユニバース公式コーチ、ニューハーフ美容研究家。全国での講演会やブログ、SNS等で美の秘訣を発信中。自身がプロデュースする化粧品は、素肌の美しさを引き出す「無添加」にこだわり続けている。
オフィシャルブログ「美肌は太陽が好き」

Contents 目次

夏のヘアスタイルはルーズなまとめ髪が美髪の秘訣

岡江さんまとめ髪バレッタ後ろ姿

夏に髪が傷む原因は、強い紫外線だけでなくエアコンによる乾燥であることは、皆さまご存じでしょう。でもなぜ、エアコンで乾燥するかはご存じかしら? それは単純に温度が下がれば下がるほど、空気は水分を抱え込んでいられなくなるという法則があるからです。

夏の強い日差しに焼かれたあと、乾燥している室内で過ごす。そこへさらにドライヤーが加われば、髪はまるでトウモロコシのひげみたいな状態になりかねません! ですから夏は、アウトバスのオイルなどでしっかり保護してあげることに加え、乾燥した空気にさらす面積を減らすため、できれば束ねているほうがダメージも少ないですね。ただしずっと強く束ねていると、ゴムで結んでいるところに負荷がかかり、切れ毛が発生してしまいます。私も和服を着ますから、かっちりまとめた髪が切れまくって困ったことも……。

夏はできれば、バレッタやシュシュなど、ルーズにざっくりまとめられるアイテムを使うことをおすすめします。ヘアスタイルといえばエレガントな巻き髪も大好きですが、夏はそれもお休み。せっかく巻いても室外の湿気でとれてしまいますし、ヘアアイロンで髪に余計な負担をかけたくありませんしね。

もうひとつ大切なことは、シャンプーのあと「生乾き」の状態で髪を結ばないこと。ぬれてキューティクルが開いている状態で摩擦を加えるのが、髪にとっては最悪です。私はドライヤーできっちり乾かしてからさらに1~2時間そのままにし、そこからアウトバストリートメントをつけて、束ねてまとめているのよ。

一般的にはよく、「8割乾かし2割は自然乾燥」なんて言うけれど、だいたい皆、8割乾いたところで結んでしまいがち。髪は死んだ細胞ですから1度傷むと完全に元へはもどせません。傷んだら一度バッサリ切るのも手かもしれませんが、私の場合は過去にショートカットにして、大失敗。「失敗だったね!」とか、言われちゃって(笑)。だから今はこのロングヘアを傷めないよう、せっせとお手入れしています。暑い日が続きますがここは気合を入れ直し、ツヤサラの美髪をキープしましょう。

美希流!夏のメイク直し法3つ

岡江さんのまとめ髪姿

そしてもうひとつ、夏といえば「メイク崩れ」が困りますよね。「美肌は太陽が大好き!」なんてキャッチフレーズを掲げている私にとっても、今年の夏は暑すぎ~(笑)。気温がムチャクチャ高いから、メイクが崩れて困っているお嬢さんたちもたくさんいるのではないでしょうか。外でメイク直しをする場合は、次の方法がおすすめです。

●メイク直しのコツ1「油取り紙は使わず、ティッシュで崩れをオフ!」
まずは汗や崩れたメイクなどの汚れをオフすることからスタート!
これをやらないと、崩れたメイクの中に含まれる「ポリマー」が、肌の上を滑ってしまい、上からファンデを重ねてもキレイにつきません。でも、油取り紙は皮脂がとれすぎてしまい、肌がゴワつく原因に。だからティッシュで軽く押さえてオフするくらいが、ちょうどいいのよ。

●メイク直しのコツ2「お粉をはたいてから、パウダーファンデを塗る」
ティッシュで崩れたメイクを軽くふきとったら、すぐにファンデーションを塗るとムラのもと。一度仕上げ用のお粉(ルースパウダーなど)を軽くはたいてから塗ったほうが、サラリと美しく仕上がります。シートタイプのクレンジングなどでメイクオフできる人は、もちろんスキンケア&日焼け止めからやり直してね!

●メイク直しのコツ3「スプレーやミストは使わない」
一瞬はさっぱりしてお肌がうるおうような気持ちになれる、スプレーやミスト。でも、その水分が蒸発するときに、お肌の水分や油分も一緒に持って行かれてしまうから、よけい乾燥してしまうの。だからこれらは基本的に使わないほうがいいでしょう。

「スポンジをぬらして使うタイプの夏用ファンデ」なんてものも、昔はわりとポピュラーなアイテムでした。ところがぬらしてつけることで肌に乗せるファンデの量が多くなるので、肌負担が大きくなるんですよね。ドーランを塗っているようなもの、と言えばお分かりでしょうか。シミや色ムラをがっちりカバーしたい! というときは仕方ありませんが、ファンデはできれば薄づきのほうが今どきですし、肌負担も軽くなるわ。

どれもちょっとしたコツなので、覚えてしまえば無意識にできるようになるものです。水分と休憩をしっかりとりながら、今年の夏も美肌&美髪を上手にキープしていきましょう。

 

撮影/eporabeautykitchen 文/木下 頼子

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