気づいたらまた増えている白髪。見た目の印象に関わるだけに気になりますよね。白髪の量には個人差がありますが、じつはそれにはきちんとした理由があります。今回は、白髪が生える原因から、やりがちなNGケア、今日から始められる対策まで、わかりやすく解説します。※本記事はあんしん漢方の監修記事になります。
Contents 目次
あれ、また1本…。同じ年代でも、白髪の出方が違うのはなぜ?

白髪が生える直接的な原因は、毛根のなかにある「メラノサイト」という色素細胞の機能低下にあります。
「加齢」によって細胞の修復力や再生力が落ちることも、「メラノサイト」の機能低下を引き起こす理由のひとつです。また、「遺伝」も白髪が出始める時期や量に影響します。「更年期」に女性ホルモンの分泌量が乱れることで、白髪が増えやすくなることもあります。
さらに、「精神的・肉体的ストレス」が血行を悪化させて毛根への酸素や栄養の供給を妨げるほか、交感神経の緊張によってメラノサイトの衰えを早めるという研究も報告されています(※)。
<参考文献>
※ Hyperactivation of sympathetic nerves drives depletion of melanocyte stem cells(Nature. 2020 Jan;577(7792):676-681. doi: 10.1038/s41586-020-1935-3. Epub 2020 Jan 22.)
その白髪ケア、じつはNGかも!?

よかれと思ってやっている行動が、じつは白髪を増やす原因になる場合もあります。心当たりがないか、以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。
白髪を見つけるたびに抜く
白髪をムリやり抜くと、毛根を包む「毛包」にダメージを与えてしまいます。くり返すことで、慢性的な炎症が起きる原因にもなります。白髪の原因はメラノサイトの機能低下にあるため、毛髪を抜いても根本的な解決にはならないので注意しましょう。
熱過ぎるお湯で洗う・ゴシゴシ強く洗う
40度以上の熱いお湯や強い摩擦は、頭皮を守る皮脂を必要以上に洗い流してしまうため、頭皮のバリア機能が損なわれやすくなります。皮脂を奪われた頭皮は乾燥しやすくなり、炎症やかゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなることも。
極端な食事制限や偏食を続ける
極端なダイエットや偏食は、体のバランスをくずし、白髪の一因にもなります。メラニン色素の生成には、たんぱく質、ビタミンB群、亜鉛など、さまざまな栄養素が必要です。これらが慢性的に不足するとメラノサイトの機能低下につながります。
また、過度な飲酒や喫煙などもビタミンなどの吸収を妨げる原因になります。
まずはここから。白髪を増やさないためのケア

ここからは、白髪を増やさないためのセルフケアについて3つご紹介します。
ストレス発散方法を探す
ストレスの原因を完全になくすことは難しくても、じょうずに発散する方法を見つけることが大事です。たとえば、ウォーキングやストレッチなどの激しすぎない軽めの運動がおすすめです。
また、お風呂はシャワーだけでは済ませずに湯船にしっかり浸かることもリラックスにつながります。音楽や映画など、現実から少し離れられる自分時間を作ることもおすすめです。
頭皮は“やさしく洗う”に変える
洗髪は、38度くらいの多少ぬるいと感じられる温度を目安にしましょう。爪を立てずに指の腹を使ってやさしく洗ってください。シャンプーは肌に合うものを選び、なるべく刺激の強過ぎないものを。高級アルコール系は避け、低刺激のアミノ酸系を使用するのがおすすめです。
ドライヤーやヘアアイロンの熱を当てすぎない
スタイリングに時間をかけ過ぎると、髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまいます。ドライヤーはなるべく15~20cmほど離し、1か所に集中的に当てないようにしましょう。スタイリング前にヒートプロテクトスプレーやヘアオイルを使うと熱ダメージを軽減できるためおすすめです。
生活習慣の見直しにプラスして、漢方薬で整える考え方も
すでに生えた白髪を元に戻すのは難しいですが、これ以上増やさない工夫はできます。生活習慣の改善だけでは対処しきれない場合は、漢方薬という選択肢も。
漢方薬は内側から心と体のバランスの乱れを整え、不調の改善を目指します。西洋薬に比べて副作用リスクが低いといわれており、毎日飲むだけで済むのでムリなく続けやすいこともメリットです。
白髪対策を行う場合、
「血流をよくし、頭皮や髪の毛を作る細胞に栄養を届ける」
「ホルモンバランスの乱れを改善する」
「自律神経のバランスを整えてストレスを緩和し、睡眠の質を高める」
「消化・吸収機能を改善して髪の毛に必要な栄養を作る」
といった働きを期待できる漢方薬を選択しましょう。
<白髪対策におすすめの漢方薬>
・八味地黄丸(はちみじおうがん):体を温め、加齢による腎の衰えを補う漢方薬で、白髪や抜け毛などが気になる人にも使われます。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):自律神経の乱れや女性ホルモンの変動による不調に働きかけます。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合ったものを選ぶことが重要です。うまく合っていないと十分な効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。
自分にぴったりな漢方薬を見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめ。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師があなたに適した漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。
まずは白髪になりやすい習慣を改善しよう
量が増えて気になる白髪も、日常的な習慣を少し見直すだけでケアできることがあります。ストレスケア、頭皮をやさしく洗う、ヘアアイロンの多用を避けるなど、できることから始めて、髪に負担をかけない生活を続けていきましょう。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師 中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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