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砂糖の代わりに「あま酒」を!栄養&うま味もUPする絶品あま酒レシピ

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砂糖の代わりに「あま酒」を!栄養&うま味もUPする絶品あま酒レシピ

こうじで作られたあま酒は、ブドウ糖、オリゴ糖、ビタミンB群、アミノ酸など栄養価が高いのが特徴。効率よくエネルギーに変換されることから、「飲む点滴」ともいわれます。そんなあま酒を、砂糖の代わりに料理に使うことでヘルシーになるだけではなく、栄養やおいしさもアップ! 料理研究家・舘野真知子さんの新著「料理用あま酒、はじめました。」(光文社)よりお弁当にもぴったりなあま酒レシピをご紹介します。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

あま酒を使って栄養をプラス!料理のおいしさもアップ!

自然でやさしい甘みのあるあま酒は、砂糖の代わりとして料理に大活躍してくれるのだとか。
では、あま酒を料理に使うメリットとはなんなのでしょう?

砂糖の代わりに使って栄養効果をプラス

「こうじで作るあま酒が甘いのは、発酵の力。こうじ菌の働きでお米のデンプンが分解され、ブドウ糖や麦芽糖、オリゴ糖に変化するからです。
さらに、その発酵の力で、アミノ酸やビタミン類、食物繊維など、砂糖にはない栄養成分が生まれます。話題のシュガーフリーとは、精製されて栄養素を失った、ただの添加物ともいえる白砂糖から、へルシーな甘みに代えようという考え。
まさに、あま酒はシュガーフリーな甘み。体にもいいのです」(料理研究家・舘野真知子さん)

素材がふんわり&やわらかくなる

「あま酒には、たんぱく質を分解する酵素が含まれています。そのため、肉、魚介、卵などのたんぱく質食材に加えると、ふんわり&やわらかに。
さらに、麦芽糖が味とともに水分を引き入れてくれるので、食材がパサパサにならず、しっとりジューシーに仕上がります。その食感は、冷めても持続するからスゴイ。
調味料として加えるだけなので、手聞が増えないのもうれしい点。『料理の腕が上がった?』 なんてほめられること確実です」

お弁当の人気おかず!卵焼きとしょうが焼きのあま酒レシピ

今回、ご紹介するのは、お弁当の定番&人気のおかずである卵焼きとしょうが焼き。
早速その作り方をみていきましょう。

しっとり豚しょうが焼き

【材料(2人分)】

豚ロース薄切リ肉(しょうが焼き用) ・・・200g

Aあま酒・・・大さじ2
Aしょうゆ大さじ・・・1
Aしょうがのすりおろし・・・小さじ1

キャベツ・紫キャベツ(あれば) …各適量
ごま油

【作り方】

  1. 1.豚肉に混ぜ合わせたAをなじませ、10分ほどおく。キャベツと、あれば紫キャベツをせん切りにする。
  2. 2.フライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、豚肉を焼く。火が通ったら器に盛り、キャベツを添える。

<ここが素晴らしい!>

中までしっかり味がしみて、冷めても美味。かたくならないのでお弁当にもおすすめ
外は味がついているのに、中はパサパサ。そんな経験はありませんか? あま酒の糖分である麦芽糖には、水分とともに味をしみ込ませる作用があります。だから、肉がパサつかず、しっとり。かめばかむほど味わい深く、冷めてもおいしいしょうが焼きになるのです。
味がしっかりつくので、塩分は少なくてOK。減塩したい人にもおすすめです。

ねぎ入り卵焼き

【材料(2人分)】

卵・・・ 3個
あま酒・・・大さじ4
万能ねぎの小口切り・・・大さじ3
大根おろし・・・大さじ2
塩・油・しょうゆ

【作り方】

  1. 1.ボウルに卵を割りほぐし、あま酒と塩小さじ1/3を加え混ぜ、さらに万能ねぎを混ぜる。
  2. 2.卵焼き器に油少々を中火で熱し、余分な油を拭きとる。1の1/3量を流し入れ、半熟になったら奥から手前に巻き込む。焼いた卵を奥に寄せ、あいた部分に油少々を引き、1の1/3量を流し入れ、同様に焼く。これをあと1回繰り返す。
  3. 3.2を食べやすい大きさに切り、器に盛って大根おろしとしょうゆ少々を添える。

<ここが素晴らしい!>

舌の上でふんわりほどける、やさしい甘さのだし巻き卵に
幸せを感じるやさしい甘さもさることながら、あま酒にはうま味も含まれるので、まるでだしを加えたような上品な味わいに仕上がります。
たんぱく質分解酵素の働きで、ふんわりやわらか。同じくこの酵素の働きで卵白の切れがよくなり、簡単によく混ざる、なんて思わぬ時短効果もあります。あま酒が沈殿しやすいので、混ぜながら加えるのがコツです。

使用する料理用あま酒の簡単な作り方も、本の中で詳しく紹介されています。レシピはこうじと米で作られたあま酒で代用ができますが、より料理に使いやすい濃厚な料理用あま酒を手作りするのも、あま酒レシピをたのしむ1つのポイントになりそうです。

もっと詳しくあま酒レシピを知りたいという人は、舘野真知子さん著『料理用あま酒、はじめました。』をチェック!

『料理用あま酒、はじめました。』(光文社)/著:舘野真知子

文/FYTTE編集部

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