沖縄の郷土料理「じゅーしぃ」をお手本にした無印良品の『炊き込みごはんの素 沖縄風豚角煮ごはん』。「じゅーしぃ」は沖縄では法事やお祝いの席には必ず登場するという“ハレの日”ご飯。豚肉や野菜を具材にし、昆布だしなどで仕上げます。無印の「じゅーしぃ」にはシークワーサー果汁つき。さっそく、作ってみました!
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健康メリットが注目のシークワーサー
昨年、新発売になったばかりの無印良品の『炊き込みごはんの素 沖縄風豚角煮ごはん』。
具材は豚肉とれんこん、ひじき、しいたけで、だしとしょうゆで炊き上げます。シークワーサー果汁を使ったソースがついていて、最後に混ぜていただきます。
シークワーサーは沖縄で昔から親しまれてきた柑橘ですが、飲みものだけでなく、料理に使うことも多いとか。
シークワーサーはクエン酸や「ノビレチン」といった成分を含み、近年では健康効果が注目されていますね。血糖値の上昇を抑える働きや抗酸化作用、抗炎症作用などがあり、美容や健康上のメリットがあるとされています。
だしが具材のおいしさを引き出す
お米を研いだら、水を分量通りに入れパウチの具材を加えて炊飯します。炊き上がったら、かき混ぜながらシークワーサー果汁を加えて完了。
1.5cmくらいの豚の角煮は味が染みてジューシー。脂っぽいかなと思いましたが、意外とあっさりしていてうま味があります。しいたけやひじきの具材にもだしが効いて、和風の味わいを引き立てています。
シークワーサー果汁は20gあり、けっこう量があるので、「こんなにかけたら酸っぱくなるのでは?」と思ったのですが、食べてみると酸味はあまり強くなく、ほのかに感じられる程度でした。
ご飯もしっとりするわけでもなく、ふつうの炊き込みご飯と変わりない仕上がり。どちらかというと果汁をかけることに抵抗があったのですが、シークワーサーは甘みが少ないという点も料理に合っていて、全体の味わいを整え、あっさりと食べやすくしてくれているようでした。
これなら肉料理にかけてもおいしいかも!
ベースはあっさりとした和風の炊き込みごはんながら、豚の角煮のジューシーさと隠し味的なシークワーサーが絶妙においしい一品です。沖縄そばなどいろいろと沖縄料理も市販されていますし、合わせて食べてもいいですね。
炊き込みごはんの素 沖縄風豚角煮ごはん 165g(お米2合用2~3人前) 税込450円
文・写真/庄司真紀