暑い、暑い季節がやってきました! アイスやシャーベットがおいしい時期でもありますね。ところでアイスクリームの賞味期限はいつまで? シャーベットとソルベの違いは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「氷菓子」です。
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【問題1】
この時期、食べることも多い「アイス」。「アイスクリーム類」の定義は、次のうちどれ?
□乳固形分3.0%以上
□乳脂肪分3.0%以上
□動物性脂肪3.0%以上
□植物性脂肪を含む脂肪分3.0%以上
答えは………
「乳固形分3.0%以上」
乳固形分とは、乳製品から水分をのぞいたもののこと。「アイスクリーム類」は、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(乳等省令)によって「乳固形分3.0%以上を含むもの」と定義されています。さらに乳成分の量によって「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」と種類が分かれます。ちなみに「ラクトアイス」には3.0%以上、「アイスミルク」には10.0%以上、「アイスクリーム」には15.0%以上の乳固形分が含まれています。
「アイスクリーム」の賞味期限は、どのくらいだと思う?
□約1週間
□約半月(2週間)
□約1か月
□期限なし
「期限なし」です
「アイスクリーム」の賞味期限はありません。-18度以下での冷凍保存では、微生物は増殖しないため品質の劣化は少なく、安定している食品ということで、設定がされていないそう。ただし、家庭の冷凍庫での保管は、扉の開け閉めによって温度変化が生じ、品質劣化が早まることもあるので、おいしく味わうためには、購入してから早めに食べることをオススします。
「アイスクリーム」の日は、いつだと思う?
□3月2日
□5月9日
□8月1日
□12月10日
「5月9日」です
「アイスクリーム」を食べる季節の連想から、夏かなと思ってしまいそうですが、5月9日が正解。1964年(昭和39年)に、東京アイスクリーム協会(当時)がこの日を「アイスクリームデー」と決め、施設や病院などにアイスクリームを寄贈したり、祭典を催したりしました。それ以来、毎年5月9日には、各地でイベントが開かれるようになったと言われています。
「シャーベット」と「ソルベ」の違いは、次のうちどれ?
□固まる途中での混ぜ方
□果物を使うか使わないか
□乳脂肪を使うか使わないか
□お酒を使うか使わないか
「乳脂肪を使うか使わないか」です
「シャーベット」は英語で、「ソルベ」はフランス語です。「シャーベット」は、果汁やシロップを冷やし固めますが、原料の一部に牛乳や卵・ゼラチンなどを使用して作った場合も「シャーベット」と呼ぶため、乳脂肪を含むものも多いです。一方、「ソルベ」は、果汁とリキュールなどのお酒を冷やし固めた氷菓で、基本的には乳脂肪分を含みません。ただし、お店によっては、乳脂肪分を含んでいるものも「ソルベ」とうたう場合もあるようです。
手作りで「アイスクリーム」を作るときに、早く冷やし固めることができる材料は、次のうちどれ?
□上白糖
□氷砂糖
□塩
□水あめ
「塩」です
牛乳や卵・砂糖などを混ぜて、冷やし固めると手作りバニラアイスクリームを作ることができます。自宅で作るときは、冷凍庫で冷やし固めますが、途中で空気を入れるように何度か混ぜることで、なめらかな口当たりのアイスになります。また、冷凍庫でなく、塩を加えた氷を使うと、早く冷やし固めることができます。食塩水は、凝固点や融点が下がり、25%塩分の食塩水の場合、凝固点が約-21度 にもなると言われています。つまり、ふつうの水は0度でこおり始めるのに対して、25%濃度の食塩水は-20度を過ぎても凍らずに温度が下がり続けるということ。アイス以外でも何かを急いで冷やしたいときには、塩と氷をうまく活用できそうですね。