【問題】
フランス語で「稲妻」を意味するお菓子は、次のうちどれ？

□ミルフィーユ
□フィナンシェ
□アップルパイ
□エクレア

答えは……

「エクレア」です。

「エクレア」（エクレール）とは、フランス語で「稲妻」のことです。シュークリームが棒状になっており、表面の亀裂が稲光を思わせるからとか、上にコーティングされている「フォンダン」という“砂糖がけ”が光を反射するから……など、名前の由来にも諸説あるようです。

最近流行りの「バスクチーズケーキ」。発祥はどこの国？

□フランス
□イタリア
□スペイン
□ベルギー

「スペイン」です

最近よく耳にする「バスクチーズケーキ」を、ご存知でしょうか？　コンビニでも販売しているほど、身近なお菓子になってきたかと思います。表面が真っ黒で、中はしっとりとした食感のチーズケーキです。「バスク」は地名で、スペインのバスク地方の、サン・セバスチャンという町が発祥と言われています。チーズに卵や小麦粉、生クリームなどを混ぜて焼き上げるケーキで、作業の行程はわりとシンプルなのですが、表面の真っ黒な焼き色が大きな特徴です。

クリスマス時期にお菓子屋さんの店頭に並ぶ「シュトーレン」。このお菓子の特徴として、間違っているものは、次のうちどれ？

□イーストを使用して発酵させた生地を使う
□食べるときには、薄くスライスする
□表面に砂糖をまぶしている
□フランスのクリスマスには、欠かせないお菓子である

「フランスのクリスマスには、欠かせないお菓子である」です

この数年、日本でもクリスマス時期にお菓子屋さんの店頭に並ぶようになった「シュトーレン（シュトレン）」。フランス菓子のお店やパン屋さんで売っていることが多いのですが、じつはこれは、フランス菓子ではなく、ドイツのクリスマスには欠かせないお菓子です。「シュトーレン」は、ドイツ語で坑道や地下道という意味。お菓子の形がトンネルに似ていることから、この名前がつけられたと言われています。また、表面が粉糖やグラニュー糖などの砂糖で真っ白に覆われている外観が、乳飲み児イエスを毛布でくるんだ姿を表しているとも言われています。

「軽くてやわらかな絹織物」を意味としているお菓子は、次のうちどれ？

□マシュマロ
□シフォンケーキ
□スフレ
□プリン

「シフォンケーキ」です

「シフォン」とは、フランス語で絹で織られた布のことを言います。「シフォンケーキ」を作るときの重要なポイントは、メレンゲ（卵白を泡立てて作るもの）をしっかりと作ること。それによって生地がふっくらして、フワフワとした口溶けになります。また、シフォン型という中央部分が空洞になっている型を使用します。シフォンケーキの生地は粉の量が少なく軽いため、自立できないほどやわらかく焼き上がります。そこで焼き上がったら型ごと逆さまにして、そのまま冷ますという工程が大事になります。

基本のスポンジ生地で、全卵を混ぜ合わせて作る生地を何と言う？

□パータ・ビスキュイ
□パータ・ジェノワーズ
□パータ・シュクレ
□パータ・シュー

「パータ・ジェノワーズ」です

来月には、クリスマス。手作りケーキを作る方もいるかと思います。ショートケーキやロールケーキの基本生地は、大きく２種類に分けられます。「パータ・ビスキュイ」と「パータ・ジェノワーズ」です。「パータ・ビスキュイ」とは、卵白と卵黄を別々に泡立てて作る「別立て法」のことです。「パータ・ジェノワーズ」というのは、全卵をしっかりと泡立てる「共立て法」のことです。どちらも同じ材料ですが、でき上がりの食感や味わいが変化します。お菓子作りは奥の深い楽しみがあります。